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平成17年第4回定例会(第2日目 6月20日)

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  1. 八頭町議会 2005-06-20
    平成17年第4回定例会(第2日目 6月20日)


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    平成17年第4回定例会(第2日目 6月20日)         平成17年第4回八頭町議会定例会 会議録 (第2号)   招集年月日  平成17年6月20日 招集の場所  八頭町役場議会議場 開   会  平成17年6月20日 午前10時00分宣告        (第2日) 応招議員    1番 秋山宏樹   2番 池本 強   3番 石破正仁    4番 岡嶋正広   5番 小倉一博   6番 梶  稔    7番 鎌谷 收   8番 川西 聡   9番 河村久雄   10番 桑村和夫  11番 小林久幸  12番 下田敏夫   13番 竹内康紀  14番 谷本正敏  15番 西尾節子   16番 林 展正  17番 前土居一泰 18番 森山大四郎   19番 矢部博祥  20番 山本弘敏  21番 松田秋夫 不応招議員   (な  し)
    出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長   平木 誠  助   役  中家俊夫  収 入 役   桑村和義  教 育 長   西山淳夫  総務課長   井山愛治  船岡支所長   山根貴和  八東支所長   薮田邦彦  税務課長   岸本博伸  企画人権課長  白岩和典  福祉課長    吉田英人  保健課長   細田初博  産業課長    勝原宣則  建設課長    野崎正実  上下水道課長 岡本秀雄  地籍調査課長  小林 孝  教育委員会事務局次長  農業委員会事務局長            古岡英明          保木本妻枝 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 山本政明  書記     中村文子 議事日程  別紙のとおり 会議録署名議員   9番   河村久雄議員  10番  桑村和夫議員              議 事 日 程 (第 2 号)                     平成17年6月20日(月)午前10時開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 開会宣告           (午前10時00分) ○議 長(松田秋夫君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は21名でございます。定足数に達しておりますので、これから6月17日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(松田秋夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 日程第1 一般質問を行います。  今期定例会に2番、池本強君、20番、山本弘敏君、7番、鎌谷收君、18番、森山大四郎君、5番、小倉一博君、17番、前土居一泰君、9番、河村久雄君、6番、梶稔君、15番、西尾節子さん、4番、岡嶋正広君、8番、川西聡君、19番、矢部博祥君、1番、秋山宏樹君、以上13名から通告がなされておりますので、通告順に質問を許します。  なお、本日は2番、20番、7番、18番、5番、17番、9番の7名に行っていただきます。  それでは、2番、池本強君の質問を許しますので、登壇願います。 ○2番(池本強君) ことしは終戦から60年、人生で言えば還暦に当たる節目の年でありますが、我が国の政治も経済も依然として10年前のバブル崩壊から抜け出すことができない中、平和憲法のもと、戦後築き上げた貴重な歴史の歩みが迷走し出し、また、国民生活への痛みはますます強まってきております。  政府は、老いも若きも負担増と新聞が書いた17年度予算を決めた後は、少なくない国民が望みもしない、また、国民にとっていいところなしの郵政事業民営化を、国会を延長してまで推し進めようとしております。  平成12年4月に地方分権一括法が施行され、地方への仕事がふえてくるとともに、13年4月に発足した小泉内閣のさらなる構造改革路線によって、地方への痛みも一層厳しさを増してきました。あわせて、行政改革大綱による全国の自治体3,200を1,000にするという、平成の大合併を政府は強力に推し進め、鳥取県でも12年末に合併パターンが示され、以後、県下の市町村の合併の動きは一気に加速いたしました。  東部地域では、13年5月に研究会が発足し、具体的な論議が始まりましたが、以後、紆余曲折の結果、ここに我が町、八頭町が誕生するに至りました。憲法第92条は、地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基づいて定めるとしておりますが、地方自治の本旨とは、言うまでもなく地方自治体のことは住民の意思に基づいて行うこと。また、地方自治体は、国に対して自主的であることということであります。  新生八頭町は、この地方自治体の本旨に基づいたまちづくりが行われることを願っている多くの町民の期待にこたえていかなければならないと考えますが、それは町民参画のまちづくりを目指して当選されました、初代平木町長に託されることになったのであります。  今回の八頭町初の定例会に当たり、私は平木町長に、町政執行の基本姿勢と新しいまちづくり施策について、平成17年度予算と行財政改革について、本町の基幹産業である農業の振興施策についてご質問いたします。  まずはじめに、町政執行の基本姿勢と新しいまちづくり施策についてであります。町長は、融和・協調・協働を町民の心を1つにするキーワードと言っておられますが、具体的にはどういうことでありましょうか。また、進める情報公開の内容についてもお聞きしたいと思います。  新町に対して、地域によって住民にある温度差を感じておられますが、どう違い、どう解消されようとしておられるのでしょうか。住民参画のまちづくりを目指すため、集落座談会を開くなど、住民とひざを交えて話し合いたいとの発言もされておりますが、住民の意見を求めるには、主観的な対応だけではなく、それなりにきちんと組織立った、法的に担保された仕組みづくりが必要なのではないでしょうか。  また、今は住民参画のとき、自己決定、自己責任、そして自分たちでやっていく、そういう姿勢が今まで以上に求められていくということでございますが、町民に何をどうせよと求められるのか。町政執行の基本姿勢を明らかにするよう求めます。  近年、選挙公約は要望スローガンだけでなく、実施時期、方法、財源などを数字的プランとして明確に示すこと、いわゆるマニフェストを明らかにするよう求められてきております。町長は、男女共同参画を推進し、人権を尊重するまちづくりから、効率的な行政運営と健全財政のまちづくりまで、9項目を私の目指すこととして公約されております。この中身、具体的事項を明らかにするよう求めます。  次に、当面する課題、施策でございますが、旧町時代の平成14年度から始まった船岡小学校改築工事は、本校舎の17年度完成に引き続いて、18年度に体育館、プールの建設が計画されてきておりますが、予定どおり行われるのでしょうか。プールは、関係者から強く要望されておりますが、シーズン前には間に合うのでしょうか。中央中学校改築工事は、合併協で合併特例債事業以外の大型事業にリストアップされており、計画されているものは計画どおり行うとのことでありましたが、今後町内の生徒数が大幅に減ってくることが見込まれる今日、他校の整備も含めた方向づけについてどうお考えか。  関連して、船岡中学校規模改修工事について、合併協で1億円以上の事業としてリストアップされている事業の1つとのことでありましたが、どのように認識されておりますか。  合併特例債事業について、第4回合併協で配付資料として、事業費総額56億円、14事業がリストされ、実施年度も記載されておりましたが、これらについて最終的にどう整理されたのか。これが実施に向けた手順、内容を町民へ明らかにするよう求めます。  合併協議項目の柱である本庁舎位置は、肝心な庁舎整備問題を財政状況を勘案しながら検討すると、ほうり出したまま決定しましたが、合併した今日、合併目的である行財政の効率化を図る上からも、新しいまちづくりの名実ともに拠点となる本庁舎を整備して、分庁方式を解消して一体的体制を確立することが、緊急重要課題ではないでしょうか。町民の一体感を促進するためにも、町民に速やかにその方向性を示すことが必要と考えますが、いかがでしょうか。  文化ホール建設問題ですが、旧3町の真ん中付近に一体感を図るため、700人から1,000人収容の文化ホールを建てたいという、突如とした発言に驚いた関係者も少なくなかったと思いますが、合併協でリストもされていないものが、どういう議論の経緯を踏まえて浮上してきたのか。そして、どう取り組まれるお考えでしょうか。  新町発足後の町行政の執行は、特に透明度が求められると考えますが、そのためにも町民の英知を集めた町の総合計画策定が急がれるのではないでしょうか。  以上、何点か申し上げましたが、これらを含めて今期取り組まれる重要施策・課題について、何を、いつ、どのように行うお考えなのかご質問いたします。  次に、平成17年度予算と行財政改革についてでありますが、本定例会において、合併によりおくれておりました17年度当初予算が提案されております。  昨年、マスコミを大きくにぎわせた地方財政の三位一体改革は、どう影響してきているのでありましょうか。昨年秋の17・8年度については、一般財源の総額は確保するとの、政府与党の合意により、全国的には地方交付税臨時財政対策債とともに、前年度とほぼ同規模であり、補助金削減も税源移譲と事業廃止、縮減等により、大きな変化はないと言われておりますが、八頭町予算ではどう影響してきているのでしょうか。財源は、前年並みに確保されたのか。旧3町予算と対比してどうか。  また、合併して3カ月近くになろうとしておりますが、町民は日常生活において、合併をどう実感されてきているでありましょうか。合併に際して一番の心配事は、行政サービスが低下するのではないかというアンケート結果でありましたが、合併した今、どうでありましょうか。行政サービスは低下しないようにやっていきたいとのことでありましたが、予算が決まり次第、合併前との対比表でもつくって、きちんと町民に説明していく責任があるのではないでしょうか。そして、協力と理解を求めることも大事ではないかと考えます。平成17年度予算編成方針とその概要、予算にかかわる行財政改革に向けた取り組みの内容についてご質問いたします。  総務省は、この春3月、地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針(新地方行革指針)の策定を各自治体に通知し、平成17年度から21年度までの具体的な取り組みを明示した集中改革プラン、すなわち事務事業の再編・整理、民間委託の推進、定員削減目標の設定など、9項目を盛り込んだものをつくり、本年度中に公表するよう求めているとのことでありますが、今後、平成19年度以降の地方財政ビジョンにより、交付税等を大幅に削減していくために、地方自治体リストラ計画をさらに推し進めようとしていると言わざるを得ません。  合併したとはいえ、厳しい財政運営が強いられるであろう今日、不要・不急な事業の見直しやむだをなくして、効率的な行政を目指した改革に取り組まなければならないことは当然であります。しかし、住民の福祉の増進という自治体本来の使命を忘れることはできませんし、また、職員の労働条件に対しても不当な切り下げにならないよう、職員みずからが課題に自主的に、積極的に取り組む職場風土をつくり上げることが、特に新町スタートの今日、重要ではないでしょうか。新町の基盤づくりに向けて、住民の理解とともに、職員の果たすべき期待と役割は、特別に大きいものがあると考えます。  本町が取り組もうとする行財政改革を進める考え方、基本方針を問うとともに、その内容、実施項目と取り組み計画。また、町長はみずからの報酬を10%カットするとのことで先日議決されましたが、報酬削減の位置づけ等についてご質問いたします。  次に、本町の基幹産業である農業の振興施策についてであります。  我が国農業は、農畜産物のますますの輸入増大と価格の低迷、高齢化と担い手不足、さらに農村集落の変容によって、農業生産額はここ10年で2割も激減し、食糧自給率は先進国でも最低水準の40%と低迷しております。世界的に食糧危機が叫ばれている21世紀の今日、日本農業の再構築は喫緊の重要課題と考えますが、その動きは極めて微小であります。このような状況のもと、我が町の基幹産業である農業も、経営困難から農業離れは進み、生産力は低下し、荒廃農地は増加してきております。しかし、国道29号線沿いに展開する見事な果樹団地等々、我が町には誇るべき農家の並々ならぬ汗の結晶が随所に見られる農業の町として健在であります。  町長は、地域の特性を生かした農林業のまちづくりを目指すとしておられますが、八頭町農業の基本方向と具体的な振興施策についてご質問いたします。  農業生産の基盤は土地、農地であります。近年、町内の水田圃場はほぼ整備されてきましたが、その整備田にも草木の生い茂る遊休田が目につくようになってきております。前回、5年前の農業センサスでも遊休農地として、田・畑70ヘクタール近い面積が報告されており、近年、その面積はさらに広がっているものと推測されますが、町内農業の緊急課題の1つとして、荒廃遊休農地対策が急がれるのではないでしょうか。この荒廃農地の現状認識とその解消施策についてどうお考えか、見解を求めます。  5年前、平成12年度に中山間地域等直接支払制度が創設されました。これは、中山間地域が河川の上流域に位置し、傾斜地が多いなどの立地特性から、農業生産活動などを通じて国土保全、水源涵養、景観形成など、多面的機能を担っているものの、農業生産の上では不利な面が多く、高齢化の進展や担い手の減少などにより荒廃農地が増加してきている現状に歯どめをかけようと、我が国農政史上でも初めての直接支払制度として発足したものであります。事業期間の5年間が経過したため、本年度より第2期新対策が出るとのことでありますが、この制度をどう認識され、我が町としてどう取り組むお考えかご質問いたします。  以上につきまして、町長の具体的答弁を求めたいと思いますが、先日行われた施政方針、並びに予算質疑での答弁事項については、重ねての答弁を求めるものではないことを申し添えて終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 皆さん、おはようございます。  2番議員、池本議員の一般質問に対しましてお答えいたしたいと思います。  池本議員におかれましては、本当に新生八頭町の多岐にわたる問題をそれぞれの角度から鋭い目で的確にご質問なさっておられます。今現在では八頭町総合計画に取り組み始めております。そういう経過もございます。今日の答弁の中でさわやかな答弁ができない部分があろうかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、先回も施政方針の中でお話をさせていただきました問題もございます。改めまして、その政策を報告させていただきたいというふうにも思っております。  それでは、初めの町政執行の基本姿勢と新しいまちづくりについてということでございます。融和・協調・協働をキーワードといたしまして、私は選挙戦に訴えておりました。そういう経過の中で八頭町は、多くの時間と協議を重ねて合併したわけでございます。それぞれの町には歴史があり、伝統がある。また、特色がございました。この3町の町の新しい歴史をそれぞれつくっていくに当たりましては、自分の町の政策、本当にすばらしい政策をお持ちでございました。そういうものがある中で、それを主張されるばかりの発想では、いつまでたちましても新しい町の歴史とはなりません。議論を尽くした上で結論を導くこと、これが大切でございます。協調でございます。そうでなければ、それぞれが納得して事を進めなければ、俗に言う勝った負けたというような次元でしか物事が解決していかないということになります。先般申し上げましたように、垣根を越えて、違いを越えて議論を尽くして物事を進めていく、こういうことが結果として融和であろうというふうに思います。  また、事を運ぶに当たりまして、一人行政が独断専行するのでなく、議会制民主主義の中で町民の代表である議会議員の皆様、また、町民の皆様との対話により、事を解決していく、住民参画していただく、協働であります。こういう中での町政を進めていきたいというふうに考えております。また、そのためには情報公開が前提でなければなりません。情報は公開されておりますが、自らが公開するもの、皆さんに情報提供させていただき、いきなり課題を押しつけるのではなくして、これらの情報提供することにより、皆さんと一緒に考えていきたい。これらを行うことによりまして、八頭町民の心を1つにする、そういうことだろうというふうに思っております。  情報公開につきましては、公約の中でも町長の交際費の公開もいたしております。また、ほかの議員さんからも、町民が求める情報は何かというふうなご質問もあります。これらも今後各集落・各地域、区長さん方とご相談しまして、話し合いに出かけさせていただきたいというふうに考えております。これも公約でございます。そういう中で的確にとらえていきたいなというふうに思っております。  施政方針の中で私が目指します目標としてお話をさせていただきました。男女共同参画を推進し、人権を尊重するまちづくり。まずもって、条例のもとにおいて、男女共同参画の行動計画を策定する。また、人権問題、同和対策総合計画を策定し、また実施計画を作成していく。これらを作成していくプロセスの中に住民参加、そういうことが発生する。私は、このプロセスが大事だろうというふうに思っております。また、今のプロセスにおきましては、いずれの問題におきましても共通する部分だろうというふうに考えるところであります。  また、子育て支援、高齢者福祉の充実のまちづくりということで、保育所の運営を初めといたします保育料の40%減額。また、これからは次世代の育成行動計画の策定があります。これらにつきましても土曜日の連日保育、または病後児保育、延長保育、時間外保育、また放課後児童クラブ、一連の流れの中でやっていきたいなというふうに思っておりますし、高齢者の方や障害者の方の立場に立った保健医療・福祉、バリアフリーの問題、ノーマライゼーション、こういうことの推進を皆さんとともに一緒になって、行政が主体的にリーダーシップをとりながらやっていきたいというふうに思います。  また、先ほどありました農林業の問題でございますが、農林業の総合計画、基盤強化促進の基本計画の策定もあります。また、森林整備計画の策定もございます。詳しい内容につきましては、また後でお話をさせていただいたらというふうに思っておりますし、商工業の問題につきましても、にぎわいのあるまちづくりをどうしたらいいのか。商工会、または商店会、話し合いする中で、農業と連携した観光対策が必要ではないでしょうか。また、商工会も合併を視野に入れて動いておられます。そういう中で本当に効率的なものは何か。経営指導を含めまして、一緒になって考えていきたいなというふうに思います。  行政運営の関係でございますが、健全財政のまちづくり。町民の方との協働が第一だろうというふうに思いますし、先ほどありましたように情報公開。また、行政改革大綱を策定いたしまして、スリムな本当に温かい行政をしていきたいなというふうに考えます。  学校教育の充実でございますが、教育長の方からも話があろうかと思いますけれども、心身の発達にあわせた一環した方針に基づく教育環境。教育環境の整備というのが、行政に課せられた大きな問題の1つであろうというふうに思っておりますし、これにつきましても本当に町民の皆さんが何を望んでおられるか。そういう中での方向づけもしていきたいというふうに思います。  豊かな心をはぐくみ、文化香るまちづくり文化ホールのお話もございましたが、まずもって身近な図書館・図書室の整備、そういう中での文化。また、地域地域でそれぞれ運動をしておられます文化、こういうものを前面に出していって、皆さんとの交流をしていきたい、そういうふうに思います。また、これからは環境の世紀と言われております。循環型社会の転換、もちろんごみの減量化・分別収集、当然でございますし、さらなる循環型社会を構築する。役場の方でもISOの14001を取得しております。また、更新時期になりまして、14001が更新されますけれども、本当に各職場で取り組んでいき、自らが町民の皆さんにも町としての姿勢を示していきたいと思っております。  安全・安心な町、これはだれも望むところでございます。昨日も東部消防協会、初めての東部地域で、以前は八頭郡でやっておりました操法大会、今年からは第1回として東部地域の位置づけの中で八頭郡と岩美郡岩美町がいらっしゃいました中で、郡家会場で操法大会がございました。本当にそういう中で団員の皆さんの士気もありましたし、心配されます火災につきましても、今現在では防災行政無線の周波数がそれぞれ違います。これは、今後統一していくという部分があるんですが、消防局からそれぞれ各支所に直接入りまして、サイレンが鳴る、警報が鳴るシステムになっております。それぞれの方面で昨日も激励をしてまいったところでございます。そういう中で地域防災計画の策定、防災行政無線の統合整備、また、将来的に考えていくケーブルテレビ、CATVなどの情報基盤、こういうものも総合計画の中で一緒になって考えていきたいな、そういうふうに考えております。  いろいろな公約を掲げさせていただきまして、本当に自分の任期、そういう中で進めていきたいというふうに思います。  それから、当面する課題といたしまして、船岡小学校中央中学校の建設がございます。船岡小学校につきましては、事業計画の中でプールと体育館は18年度というふうなことでお聞きしておりました。このたび、17年度の設計費を計上させていただきました。国・県との話し合いの中で、17年度にプールは着工し、来年の夏には使いたいというふうに考えております。9月で建築費を補正できましたらと思っております。  また、中央中学校の建築につきましては、今回の補正で基本設計の予算を計上いたしております。建築について、着工は財政計画との兼ね合いを考えながら考えてまいりたいというふうに思っておりますし、船岡の中学校の大規模改修、これにつきましても大型事業の中で考えられておりますが、耐力度試験、そういうものを含めまして考えていきたいなと思います。  それから、合併特例債事業につきましては、このたびは積立金のみでありまして、今現在、県・国との協議の中で、今の予算の中で合併特例債事業、有利な起債が本当にできるのかどうか検討しております。秋ごろになるようでございます。  それから、文化ホール・庁舎につきましては、今後議会の皆さん、また、町民の皆さんとの話、本当にどうなのか。総合計画もございますが、課題として考えております。  それと、平成17年度の予算と行政改革でございますが、予算編成の中で申し上げさせていただきました。予算編成方針につきましては、限られた財源を見きわめ、事業の優先順位を検討して編成いたしております。旧3町と比べましてということでございますが、予算規模では、一般会計当初予算と比較しますと、16年度104億4,500万円でありまして、約7億5,200万円、率で7%ぐらいの減となっております。なお、16年度の特別要因といたしましては、減税補てん債の借りかえ2億8,200万円。また、これらを控除しますと4億7,000万円でマイナス4.6%ということでございます。三位一体の改革は、本当にじわじわと影響が出ております。このたびは、県の持ち分によるところが大でございますけれども、公営住宅の家賃収入補助金が2分の1となって、1,300万円程度一般財源化されました。また、要保護・準要保護の補助金が一般財源化されたところでございます。  総務省が示します集中改革プラン、目指す趣旨には、基本的には賛成でございます。しかしながら、八頭町は合併したばかりでございまして、財政改革への取り組みは緒についたばかりであります。町四役の特別職の報酬減額を皮切りといたしまして、今後皆さんとの話し合いの中で意見交換を進めてまいりたい。また、行財政改革推進本部を立ち上げまして、行革大綱の制定、また、収納対策本部、これらにつきましても横断的にやっていきたいというふうに考えております。  先ほどありました、集中改革プランの公表であります。これにつきましては、今年の3月29日に総務次官通達で出ております。地方公共団体における行政改革推進のための新たな指針、そうでございます、9項目ございますが、町村に該当するのは7つですか。そういうことで、これらを基本として、本当にPDCAのサイクルの中でやっていきたい、そういう思いであります。  次に、本町の基幹産業であります農業の振興策であります。国におきましては、平成11年7月に21世紀における食料・農業・農村に関する施策の基本指針といたしまして、食料・農業・農村基本法が制定されました。平成12年3月には政府は初めて基本計画を決定し、施策の推進を図ってきておられます。そして、本年3月25日に今後10年程度の施策展開として、羅針盤として、新たな食料・農業・農村基本法が策定されました。この新たな基本計画に基づきまして、我が町といたしましても、今後この計画に基づいた取り組みをいたしたいと思います。  ありましたように、基幹産業は農業でありまして、水稲・果樹を中心とした農業経営。農業は食糧の供給を初めとして、地域経済への寄与など、公的機能を担っておりまして、将来にわたってその継続的な発展を図らねばと考えております。県の統計年報によりますと、14年度の本町の農業生産は、34億6,000万円。平成6年度の54億円をピークに年々減少しております。農産物の出荷額を見ますと米が中心なんですが、特徴的なものとしましては、郡家地域の果樹・酪農、船岡地域の酪農、八東地域の果樹も産出額の上位を占めております。本町農業は、91%が兼業農家でありまして、就業人口の65歳以上の方が62%という深刻な問題がございます。  また、農業に魅力を感じ、新しい技術や作物に挑戦する元気な方もおられるわけでございまして、経営の目指すべき方向を明らかにして、その実現に向けて農業者の皆さんとの対話から発想していきたい。そう思っております。具体的には、農地の保全を図りながら、国・県補助事業を極力導入して、農業生産基盤を整備したい。また、先般報告させていただきました農林業豊年公社、これを主軸としまして、農地の流動化、地域の農業・農地を守っていきたい、そういうふうに思いますし、集落営農は推進をぜひともしていきたい。また、現在認定農業者の方が町内に42名いらっしゃいますが、認定農業者・農家の育成に努めてまいりたい、そういうふうに思っております。  以上のような現状を踏まえまして、八頭町の総合計画、先ほどありました農業経営基盤強化促進の基本計画等々ございますけれども、早く総合計画を策定したいと思っております。  またもう1点、八頭町の農業を考える農業振興、そういうものの中で何とか協議会ができないものかなというふうに考えております。もう1点の農業の緊急的課題、遊休農地の解消。農地が遊休化してしまいますと、本当に返そうと思っても返りません。放置しますと、300万円ぐらい反当に要るようです。なかなかもとには返れないということがございますし、今現在私どもが把握している耕作放棄地は、30ヘクタールというふうに思っております。  先ほどありましたように、耕作放棄地は地域の問題としてとらえ、問題意識を持ちながら、地域全体で取り組んでいっていただきたい。施策としては、中山間地の直接支払制度に基づく集落協定、共同作業などで農地の保全、集落営農。また、先ほどありました豊年公社での受委託等で耕作することがいいんではないかなと思いますが、皆さんの理解が必要であります。
     中山間地域の直接支払制度が導入されて、また、このたび制度が改正されました。中山間地域等は農地の高傾斜・高齢化などで農業の生産条件が厳しいところ、耕作放棄地が本当に懸念されるところ、平坦地との生産比の格差等に基づいて交付金を農業者の方へ支払うことであります。農地を持ちます多面的機能の確保を目的の1つとしてされております。平成16年度までに5年間に関係されました農家数は403名、面積で117.4ヘクタールでございます。平成17年度から実施されます米対策につきましては、面積要件・傾斜地要件は変わりませんけれども、集落マスタープランの作成などが必須条件となります。前期対策の対象者、28の集落の方に今現在説明会を実施しております。もちろん前期の方はそうしていただきたいと思いますし、後期につきましても新しくそういう地域ができたらなというふうに考えているところであります。  以上、いろいろと答弁させていただきました。池本議員の質問の中でいろいろあったかと思いますが、またご指摘をいただいたらお答えさせていただきたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 皆さん、こんにちは。  先ほどの2番、池本議員のご質問の中で船岡小学校中央中学校船岡中学校の関係につきましてお答えを申し上げたいと思います。先ほどの町長の答弁とも重複することが多いかと思いますけども、お許しをいただきたいというふうに思います。  はじめに、船岡小学校の改築事業計画につきましてですが、平成14年度用地交渉に着手して以来、皆様のご理解とご協力をいただき、計画どおり順調に進捗をしておりまして、平成18年度の事業完了を目指して整備を進めておるところでございます。現在、平成16・17年度の2カ年で建築を進めております校舎もほぼ完成をし、7月になりましたらPTA等の協力も得ながら引越しを行い、夏休み中に旧校舎の解体に着手する予定でございます。2学期からは木の香りの漂う新しい校舎での授業を開始する予定でございます。  今後の予定としましては、皆様のご理解がいただければ、引き続いて小・中学校共同で使います学校プールの建設に着手し、早期完成に努めたいと考えております。ちなみに、平成15年度の敷地造成工事でプールを取り壊してから、16・17年と2カ年プールが使えない状態というふうになっておりまして、国や県、関係機関にもご無理を申し上げ、計画を1年繰り上げて、平成17年度の工事とし、18年のシーズンには使えるようにしたいというふうに考えております。最終年度となります18年度は、体育館の建設、グラウンドの整備、中庭や駐車場等の整備を順次行いまして、計画していますすべての改築事業を終える予定であります。  中央中学校の改築事業計画につきましては、昭和38年の建築以来、相当長い年月がたっており、耐力度調査の結果から見ましても、老朽化が激しく危険な状態であるというふうに認識をしております。PTAや地域の皆様からも早期建てかえの強い熱意と要望があるというふうに聞いておりまして、町の厳しい財政事情はありますが、年々厳しくなる国の補助金削減等の憂慮すべき問題もありますが、準備に取りかかっていきたいというふうに考えております。改築計画につきましては、平成9年には改築検討委員会を設けられ、準備が進められておりますが、平成12年度には体育館が建設され、平成16年度には隣接する用地の買収を既に終えておりますので、基本設計に取りかかりたいというふうに考えております。  船岡中学校を含むその他の学校につきましても昭和56年の建築基準法改正以前に建築されていて、かなり老朽化が進んでいる学校も存在しているというふうに認識はしております。財政事情が許せば、計画的に耐震・耐力度調査を順次計画していきたいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 ◎追及質問 ○議 長(松田秋夫君) 追求質問を許します。  2番、池本君。 ○2番(池本強君) 私の持ち時間は1時間ということで時間がありませんので、端的に追加質問をしたいと思いますが、欲張ったわけではないのですが、内容的にはかなり多岐に広がっております。後の細かい点はまた、それぞれ関連されます質問の議員さんもおられますようでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  それで、まず第1点。町政の基本姿勢についてでございますが、町長の言葉じりをとるわけではありませんが、私は基本的に融和・協調を図っていくということは、現状が融和・協調でないということになるだろうと思いますが、私は各旧町の町民間、あるいは行政間においてもそういった状態ではない。という認識を持っておりまして、当然行政区は違ったわけでありますから、それぞれ気持ちの違いはあったとしても、1つの町としてこれから同じ行政が行われ、平等な施策が行われていけば、それは当然一体化していくものだろうと思います。  要するに、今までどうであったかという前提の中で、次がそういった考え方でいかれるという点について、いささかちょっと引っかかる点がありますので、これは私の意見としてとらえていただければ結構でございます。  それと、お聞きした点で答弁がなかったのは、要するに新町に対する地域間の温度差があるという認識はどういう点なのかということと、それをどう解消されていくのかという点を先ほど申し上げたわけでありますが、ご意見があればお伺いしたいと思います。  それと、提案としては、町民の一体感を促進していくために、ちょうど合併したはなでございますし、町民の日というようなものを制定して、またいろいろなある程度の行事を一体的に取り組んでいくというような点についてもご提案方々ご意見を聞かせていただければと思います。  それと、住民参画のまちづくりで申し上げましたのは、要するに私は、合併協が地域審議会を設置しなかったことに対して、非常にちょっと憤りといいますか、感じておるわけでございまして、要するに集落座談会を開かれて、ひざを交えて話し合われるのは結構でございますが、少なくとも組織として住民の意見が反映される、条例的にも担保された組織でないといけない。そういった点では、一番地域審議会の設置がよかったわけです。これに対しては、町長の諮問に応じた審議ができますし、町長へきちっと意見を述べることができますし、当然そのやるやらんは別としまして、これから町の建設計画を変更する場合は、地域審議会の意見を聞かなきゃいけんというようなことがきちっと法律で保障されているわけであって。ですから、残念ながら組織されてないわけでありますから、これからでも条例としてそういった組織をして、組織といいますのは審議会的なものを組織して、きちっと住民の声を酌み上げるというようなことについてどうお考えかお聞きしておきたいと思います。  それから、マニフェストということを申し上げたわけでありますが、これについても見解があれば求めたいと思います。  それと、小学校につきましては保護者初め関係者は喜ばれるだろうと思いますが、中学校についての問題は、それぞれ船中等においても耐力度調査を行っていくということでございますが、教育長に1点お聞きしておきたいのは、今後町内中学校生徒数の見込みをどう向き把握しておられるかということと、教育成果を上げるために一定の規模というのがあるだろうと思いますし、学校経営上についても一定の規模ということがあろうと思います。これから5年10年、そういった点での生徒数の見込み、それから学校運営、教育成果、そういった点をどう判断された中での今回の取り組みかどうかという点をお聞きしておきたいと思います。  それと、合併特例債事業等は今後検討されるということでございますが、1点要望方々申し上げておきたいと思いますのは、それぞれ年度が財政的な契約との関連であるわけでありますが、現在行われている志子部日下部見槻線については、18年度にぜひとも完成していただきたいということと、それから道路計画で大隼線なり下濃船久線等が22年ごろから計画されておりますが、町民の一体感を促進するためには、交通のそれなりの行き来ができるということが極めて重要だろうと思いますので、その辺の整備を早めるような計画というものをどう考えておられるかをお聞きしたいと思います。  それから、本庁舎整備の問題について答弁はなかったわけでありますが、私は早急に本庁舎というものをきちんと整備していく。分庁方式をいつまでもとっているというようなことではだめではないかと思います。見解を求めたいと思います。  それから、総合計画の策定について、既に素案ができとるやに聞いたわけでありますが、議会にもそのものを提示していただきたいと思いますし、資料としてですね。それともう1点は、総合計画の策定について、策定経過について議会とどういう協議なり、あるいは報告なりされていくのか。でき上がったものを議決してくださいというようなことではいけんではなかろうか。その辺をどうお考えかお聞きしたいと思いますし、総合計画のいわゆる法が求めておるのは基本構想ということであって、具体的な基本計画には議会の議決を求めてないわけでありますが、私は、基本構想というのは言えば絵にかいたもち的な内容があるわけであって、具体的には基本構想そのもので具体的な内容というのが審議されると思いますので、基本計画についての議会の議決を求めるよう。  それから、先ほど話があったように、いろいろな計画がこれから策定されていくわけでありますが、それらについても議会に十分説明しながら、あるいは計画策定について意見を聞かれるべきではなかろうか。聞いていただきたいという点についてのお考えを聞かせていただきたいと思います。  それともう1点、先ほど申し上げてないわけでありますが、1点は、情報化社会にあって、八頭町内携帯電話の不感地区がまだあるだろうと思います。どういったところで不感地区があるのか。これの解消というのは、極めて情報化社会にあって、デジタルデバイトに今さらされているような現状で、パソコンにさらに拍車をかけているという現状は、私は何はさておいても一日も早く解消していただきたい。その点についての見解を求めておきたいと思います。  それと、17年度予算の関連でございますが、問題は、予算書を提案されているわけでありますが、極めてわかりにくい。わかりにくいというのは、前年度とどうなったのか。新しい事業がどう始まったのか。前あった事業がどこがなくなったのか。金がふえたのか減ったのか。この予算書そのものでなしに、そういった説明資料というのを少なくとも出していただかなきゃ、特に16年度の状況というのは全くわからんわけであって、旧町の状況は。そういったものも少し説明資料を出していただくべきではなかろうかという点についての見解を求めておきたいと思います。  時間がありませんので何でございますが。それと、職員給与については、要するに先日の話では、格差があるので均衡を図っていくという考えだということがありましたが、均衡をもちろん図らなきゃいけんわけでありますが、均衡を図るということになりますと、上げるか、あるいは上げ幅を少なくするか。下げるということにはならんわけでありますが、場合によってはそういうこともお考えなのか。職員給与についての見解を求めたいと思います。  それと、農業の問題でございますが、いろいろありますが、私は特に直接支払について従来どおりという考えでありましたが、八頭町として運営組織をどう向き設置して、基本方針を定めたのか定めてないのか。既に動いているということでありますが、そういった経過はどうなのかということと、問題は、緩傾斜に対してどういう対応をされるのか。従来どおり緩傾斜は対象にしない、いわゆる地つづきしかしないというようなことなのかどうか。それで、緩傾斜地が何ぼあって、それをでは対象にした場合、何ぼ予算が要るのか。それで、町村負担については交付税対応だということが5年前にあったわけですが、実際交付税対応でやられておるのか。そうすれば、直接単町費としては、直接的には要っても地方交付税対応されるということですから、財源は要らないということになるわけでありますが。問題は、従来の5年前、1期と同じようなことを続けてやるというようなことでは、私は先ほどの荒廃地農地の解消の町長の姿勢からいっても、いかがかと思うわけでありまして、そういった議論が関係機関とどう積み上げられて、今回の方針が決まったのか。そして、その基本方針の中身もお聞きしたいと思いますし、今申し上げましたように、この間の場合の対応がどうなのかという点をお聞きしておきたいと思います。  もう1点は要望的になりますが、対象の全集落が取り組めるように、いろいろ面倒な点ができたからなかなか難しいでというような説明の仕方は絶対しないように。そして、もしも面倒でなかなか取り組めぬような集落があるなら、十分行政としては手助けをして、対象の全集落がこの制度に乗れるように指導すべきだと。これは5年前にきちっと政府の方からも、そういった農水省の方からも指導が出ているわけです。国民として、この制度を受ける権利がある。そのことに対して行政は十分手立てをせいということが載っているわけですので、そういった点、立場に立った指導をされますようお願いしながら、その辺がどうなっているのかお聞きしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。  簡潔にお願いいたします。 ○町 長(平木 誠君) ありました地域の温度差、こういうのは合併協でもいろんな話がある中で感じとったわけであります。逆に言いましたならば、学校の統合問題、庁舎の建築問題、そういう問題が論議されずに来た。来なければ合併ができなかった、そういう事実があります。温度差というのはそのあたりでありまして、本当にこれからどうしていくかというときの中で、話し合いがなされたわけでございます。本当は、本心はそのあたりから入っていって、議論がなされるべきだったんじゃないかなと思いますが、合併協議会を立ち上げてから、特例法の関係で時間がないと言ってしまえばそれだけかもしれませんけれども、実際には話し合いがなされなかった事実がございます。  本当に本庁一本主義が一番いいと思います。しかしながら、合併協議会の中で地域がさびれる、サービスが低下する、総合支所方式でいこう。また、建物にもすべて入り切れない。一部分庁方式、そういう中で今回の合併があっております。合併した途端にそういうものが全部なかったというわけにはならないというふうに考えております。  それからもう1点は行事の関係でございます。今、婦人会にしても老人会にしても連合を立ち上げていただいておりまして、話し合いを進めさせていただいております。そういうふうな中で、連合はできても地域地域でのこれまでどおりの運営はしたいというふうなご希望もありますし、大きなイベントの運動会、それからマラソン、そういう問題も今、話をしていただいております。本当はすぐに一本化がいいんですけれども、できる問題はできる。また、ことし1年かけてやっていこうという問題もあります。そういう経過で今進んでおります。  それから、地域審議会につきましては、自治法で設けることになっております。本当に審議会を設けてやっていくのがいいのか、総合計画の問題もございますけれども、その辺も課題としていきたい。  それから、マニフェストの関係でございますが、公約と総合計画の中での話というものが出ます。マニフェストはマニフェスト、また、総合計画は総合計画でやっていきたいというふうに考えておりますし、日下部見槻線につきましては、早期の完成、これを目指しております。これは、八東地域の方側からもありますし、船岡地域からの仕事もございます。それから、大隼、また下濃線につきましては、河原インターとの兼ね合いもございますし、そのあたりを見きわめたいなというふうに思っております。  それから、情報格差、デジタルデバイトの関係ですが、今承知していますのは、佐崎と稗谷、見槻はちょっと入りが悪いんですかね。それと、郡家地域では山志谷、明辺・姫路でございます。本当に携帯電話の事業主といいますか、事業主さんが参画していただかないと、なかなか大変だな。あと事業主さんが参加されない場合は、町費ですべて賄う。イニシアルコストからランニングコストからすべて賄う覚悟が要るようでございます。  それから、給与の問題につきましては、この間少し話をさせていただきました。本当にラスパイレス指数95、6でございます。まだことしの数字はわかりませんけれども、そういう中で職員にも本当に今の財政事情を理解していただきたい、そういう話し合いをしたいというふうに思っております。  それから、直接支払制度の関係でございますが、急傾斜地、緩傾斜地の流れとしては、国の方針は変わっておりません。そういう中で今、28集落が16年度までに協定を結んでいただいております。まずもって、個々の集落にお話に出かけさせていただいておりますし、なおかつ本当にそういうところがあってやってくださるということになれば、その点につきましては、今手元に資料がございませんので調査をしてみたいというふうに思います。  また、総合計画の関係につきましては、今素案ができておりまして、これから審議会の皆さんにやっていただきます。議会の皆さん方にも配付させていただきたいと思いますし、完成してからということではなしに、適宜議会の皆さん方にも中間、中間を含めまして、提言等も含める中でのご意見をいただきたいなというふうに思います。  それと、交付税の関係でございますけれども、国の方針というのはなかなか財務省も譲られないようでございまして、そのあたりは全国の市町村が本当の税源移譲を含めたところの交付税改革でないとだめだというふうな話をしております。義務教育の人件費の一般財源化、これはこれで県の問題だとお思いでしょうけれども、本当は先ほどありました建築の補助金にまで及ぶ、一般財源化される危惧があるということでございまして、私どもは賛成の団体にありますけれども、鳥取県はこの前の新聞でもありましたように、大方の町村が一般財源化には反対しております。なれば、そういう経過の中で新しい町をやっていきたいというふうに思います。これには町民の皆さん、本当に議会の皆さんのご支援が必要だというふうに思います。  以上でございます。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長。 ○教育長(西山淳夫君) 学校教育の中で小・中学校の適正規模はということでありましたけれども、何せ教育長になってまだ日が浅いもので、勉強不足で申しわけありませんが、今後ちょっと勉強させていただきたいというふうに考えます。  さらに、児童・生徒数の変動の予想ということでありますけども、手元にきちっとした資料を持っておりませんけども、激減というふうな予想をしております。数はきちっとは申し上げられませんけども、減少の方向であるということには間違いないということで、将来的には学校統合ということもきちっと検討していかなければならないというふうに考えております。 ○2番(池本強君) 時間が来ましたので、また後日やりたいと思いますが、今会期中でも補足的な答弁なり説明があれば、あるいは資料要求した点も含めて、よろしくお願して終わります。 ○議 長(松田秋夫君) これにて2番議員、池本強君の一般質問を終わります。 ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 次に、20番議員、山本弘敏君の質問を許しますので、登壇願います。 ○20番(山本弘敏君) 私は、平成17年第4回八頭町初の定例議会におきまして、若桜鉄道についてと、それと船岡小学校建設についてという、2点について町長に質問いたします。  最初に、若桜鉄道についてでございます。この若桜鉄道は、昭和62年10月、国鉄から引き継ぎ、第三セクターの鉄道として若桜鉄道が発足してから18年が経過しております。最初の10年間は赤字の半分は国が負担しておりました。そのために赤字を恐れずレール交換や信号機の色灯化、安全面や近代化などに金を使っていました。  また、待望の鉄道が残されたという喜びから、乗客も多かったようでございます。しかし、だんだんと時がたち、鉄道が走っているのが当り前になると、過疎化の進行や少子化等もあり、だんだんと乗客も少なくなっているのが現実のようであります。  少し資料が古いかもしれませんが、平成13年9月、中国地方総合研究センターがまとめた資料によりますと、2000年の人口が若桜町・旧八東町、及び旧船岡町合わせて1万5,200人であったものが、2025年には9,800人になると予想されていました。このように、人口が少なくなれば列車に乗る人も少なくなるのは当然のことであります。  平成16年度の輸送状況を見てみますと、定期券で乗客のお客様と普通乗車券で乗車のお客様を合わせると、全乗車人員は、一日平均1,633人で、前年を66人も少なくなっているのです。それに比例して、当然収入も落ち込んでいくわけであります。平成16年4月から平成17年1月までで見てみますと、総収入は7,323万円余りで、前年を493万円余りも減収となっています。赤字補てんや設備更新に備えて積み立てた運営助成金は、当初6億円でありましたが、赤字幅の拡大で取り崩され、現在では2億円程度になっており、最近の赤字から見ますと、あと3年ほどで運営助成金は底をつくのではないかと言われております。このような赤字財政になっているにもかかわらず、安全面には金を使わなければならないのが現実です。ちなみに、平成17年度には2,650万円をかけてバラス交換が計画されているようです。  持ち株数から考えれば、いずれ八頭町長が社長にならなければならないかもしれません。このような状況を踏まえた中で、町長は若桜鉄道存続についてどのようにお考えでしょうか。また、現在専務のいすが空席となっています。今後、どのようになされるつもりでしょうか、町長のご見解をお伺いいたします。  次に、船岡小学校建設についてであります。  前議員の質問で重複する面があるかもしれませんが、お許し願いたいと思います。  船岡小学校建設は、随分前から要望が上がっていた問題でしたが、財政的な問題もあり、1年延ばしになっていたのが現実でした。しかし、平成12年10月6日、鳥取県西部を襲ったマグニチュード7.3の地震により、児童の保護者の方や小学校区民の方、そして議会の中で、一気に小学校の建設機運が盛り上がりました。船岡小学校建設推進委員会を立ち上げ、強力に町長への陳情や話し合いを実施しました。そして、平成13年10月、耐力度調査を実施したところ、危険校舎であるということが証明されたわけであります。このような状態がわかっていながら、もしものときは行政の責任となるが、町長はその責任をとれますかとまで論議した中で、ついに町長の決断をいただき、ようやく平成14年3月議会において、船岡小学校建設が決定されたわけであります。  最初の計画では、平成17年度ですべて完成の予定でしたが、国からの補助金が予想より少なく、財政の関係でやむなく1年延ばし、平成18年度の完成予定となったわけであります。グラウンドに校舎を建設したため、新たに平成15年10月、グラウンドの用地を買収し、造成をし、材料置き場として使用できるようにしてから、校舎の建設にかかったわけであります。  平成16年8月、校舎の建設に着工し、現在に至っていますが、今年は天気にも恵まれ、工事は順調に進み、今月の30日で校舎は完成となっているようであります。子供たちは、2学期からは木の香り高い、新しい校舎で勉学に励むことができ、そのことは一生忘れることができない思い出として残ることであろうと思うものであります。  しかし、校舎は完成しても、まだグラウンド・プール、そして体育館がまだ未完成であります。体育館は古いものを使っているので、それほど不便さは感じていないと思いますが、グラウンドは中学校と調整し、中学校が使用していないときに借りて使用しています。放課後は、中学校の部活があるので、使用できないのが現状です。  また、プールは、上級生は隼小学校と調整して隼プールを使用し、下級生は済美プールを使用しています。いずれも移動には役場のマイクロバスを使用しているわけですが、時間のロスは非常に大きいようです。しかし、プールの問題は、町長のご理解を得て、17年度事業として取り上げていただくことになり、来年の夏からは自分たちのプールが使用でき、子供たちはもとより、保護者の方々、そして小学校区民の皆様が喜んでくれることと確信するものであります。この場を借りてお礼申し上げます。  残すはグラウンドと体育館であります。グラウンドは、さきに述べましたように、中学校と共同利用しております。そこで町長にお尋ねしますが、このように子供たちが日常の中で大きな不便さを強いられていることについて、どのようなお考えを持っておられるのでしょうか。子供たちの気持ちを酌んでいただき、ご理解あるご答弁をお願いします。  以上、2点町長にお伺いします。  よろしくお願い申し上げます。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。 ○町 長(平木 誠君) 20番、山本議員の一般質問に対しましてお答えいたします。  まずはじめに若桜鉄道の件でございますが、議員のご指摘のとおり、本当に今現在、若桜鉄道、運営が深刻でございます。利用者の減、これが大きな問題でもありますし、本当に昭和5年から、国鉄の時代から今は62年、若桜鉄道に引き継いで、本当に皆さん方に愛され、親しまれた鉄道でございます。そういう中で平成16年度の決算予定でも3,700万円の経常経費の赤字がございます。そういう中で16年の促進協議会、取締役会ですか、そういう中でも、今後の赤字補てんは鳥取県・鳥取市はおつきあいできませんというふうな話があっているようです。  今回、28日に株主総会がございます。そういう中で前の八東町長さん、前の船岡町長さん、前の郡家町長さんは辞任をされまして、私の方が出させていただくということになろうかとは思います。そういう中で本当にアンケート調査もやっておられて、新聞にも出ております。困る人と困らない人がある。本当に困っております。今日も社長の若桜町長さんに電話をしました。そういう流れで取締役の数も増やしてというふうな話もありましたし、それから専務さんの問題も置く方向で検討しよるというふうな話も聞きました。  今後、県・市も含めまして、筆頭株主になります。八頭町で768株、若桜町は540株です。そういうことになりまして、なるんですが、私は社長への就任は辞退したいなというふうに思っております。まずもって、若桜の社長さんに本当に一生懸命やってほしいなと思いますし、別に逃げるわけではございませんが、そういう方向がいいんじゃないかなと思っております。  それと、今後の考え方なんですが、本当に町民の皆さんが税金を投入して、残そうぜと、利用しようぜということになるのかならないのか。フォーラムとかシンポジウム、これから開かせてもらう予定になっているようです、既に。改めて住民の皆さんのご意見を伺わなければならないというふうに思っております。これは、公共交通の確保ということで、バスの問題も絡めまして、大変なものがあろうかと思います。バスの方もこれから国の補助金が、29号線を走っていますバス、南岸線を走っていますバスにつきましても、国の補助・単県補助がございますが、だんだんだんだん補助金がなくなるんじゃないかな、こういうふうに思っております。  人口の問題につきましても、人口政策の関係で今回一般質問される方がございますが、ほっておいたら、先ほどおっしゃいましたような数字になるんだろうと。努力して、いかに人口を減らさない方法を考えるか。これがあってもなかなか増えません、自然減がありますから。そういう中で、本当に議会と一緒になって考えていきたいなというふうに思っております。  それと、船岡小学校の建築でございますけれども、先ほど2番の池本議員にもお話したように、プールは何とかしたい。内示も来ました。かかりたいというふうに思いますが、グラウンドにつきましては、その工事の工程上で本当に安全管理を十分する中でどうなのかなという心配をいたしております。できますれば予定どおり、18年度の着工・完成でというふうに考えておりますので、もう少し辛抱していただいたらありがたいなというふうに考えております。  いろんな問題があったのに、ここまで船岡小学校も建てられました。本当にそうだと思いますし、本当にこれから中心的な場所にある船岡小学校の位置づけというのも大変だろうと思います。グラウンド整備、もう少し検討させていただきたいと、このように思います。 ◎追及質問 ○議 長(松田秋夫君) 追及質問を許します。  20番、山本君。 ○20番(山本弘敏君) ありがとうございます。  若桜鉄道についての問題でございますが、これは本当に町民とひざを交えて、本当にこれから金を残していく、積み立ててでもいく、そして残さなきゃならんのかどうなのか。使うのは、影響あるのは町民なんですから、そのことを十分話し合っていく必要があるんではないかなというふうに思うわけでございます。  特にまた、専務が今はない、置いてない状況、これはちょっと社長に聞かなわからんのですが、どういうふうな格好で専務をなくされたのかわかりません。金をようけ払っとるから、給料が多いから、ちょっとカットされたんかなみたいなことかもしれませんですけども、鉄道の中というので、私も若桜鉄道に7年おりました。あそこで一番古い方から2番目ぐらいなことでおりましたんで、中身的にはよくわかっとったつもりなんですが、専務というのは、これは船の船頭なんです。この船頭がないような状況で、赤字という大きな大海原に船頭がいない船がさまよっておるという状況が、今若桜鉄道ではないかと思うわけなんです。  それで、特にまた変なうわさも立っておりまして、若桜鉄道はあと2、3年でなくなるのかというふうなことを社員の中から出ているようでございます。昨日、おとついですか、私も若桜鉄道におりましたら、山本さん、ええとこにいた。ちょっと話を聞いてくれと。何だかいなと言ったら、もうほん2、3年でなくなるだか。そんなことをせんようにしてくださんせというふうな話も直に聞きましたんです。  ということは、私は何を心配しますかと言いますと、運転手はそのような精神状態で列車を運転しておるということは、雑念が入るわけです。そうすると、事故に遭うようになる。大きな事故を今起こしたら、大変なことになるわけです。この間のJR西日本のああいう脱線事故じゃないですけども、本当に雑念が入る。そうすると、大きな事故を起こす。また若桜鉄道の管内で起こしたらな、でもまだ自分の庭だからいいかもしれませんが、JRの中に入って起こされたら、これは大変なことになります。その補償等も大きなものになるということになりますので、そのようなことをきちっと社員に説明し、話してやっていただきたいと思います。そうすれば、社員も落ち着いてできるじゃないかなと。  もう退職するような退職前の人もあるわけですが、若い運転手が2人おります。20代の運転手が2人おりますので、この人たちは本当にここをやめたらどこに行こうかなというような感覚もあるんじゃないかと思います。経験も浅い。まだそのような若い子が、そういう雑念を持って運転をしておれば、大きな事故になる可能性があるということでございますので、その説明等が何とかできるんじゃないかと。していただきたいなというふうに思うんですが、その辺はいかがでしょうか。  それと、町長も言われましたが、若桜鉄道の利用促進実行委員会が昨年アンケートを実施しております。必要と感じていないと、なくても困らないが合わせて35%もあったということですが、これは非常に憂慮すべき問題ではないかなと思います。存続に対しては、憂慮すべき問題じゃないかなと思います。この辺に対しての対策というものがありましたら、ひとつお聞かせ願いたいと思います。  続いて、船岡小学校の建設問題でございます。要するに、プールは町長の理解のおかげで17年度に完成ということになっております。このプールが延び延びになって、来年の夏に間に合わないようになるというようなことのないよう、十分監督していただきまして、来年の夏には新しいプールで、子供たちがどこにも行かないで利用できるように、ひとつ十分注意していっていただきたいと思います。その辺も教育長の方にお願いしておきます。必ず守っていただきたい。  それと、グラウンドの関係ですが、特に本当にグラウンドは中学校、近くだというものの歩いて子供たちの足ですから5、6分かかるでしょう。それで、普段の学習の中でやるんならまだいいですが、放課後になるとちょっと遠いトレセンのグラウンドを使わなきゃならん。子供たちは、ああして普段の生活の中で見ますと、休み時間には必ずグラウンドに出てわっと騒いで、騒いでと言いましょうか、遊び回って、走り回っていると。こういう状況は、本当にほほ笑ましいと言いましょうか、我々が考えて非常にいい状態ではなかろうかと思うんです。ただし、それが休み時間でもできない。恐らく、廊下も走り回るわけにはなれんでしょうから、おとなしくしとらなきゃならないというのが現状でございます。  そういうことを考えた中で、一日でも早いグラウンドの整備をしていただきたい。幸いにも校舎ができた関係で、古い校舎をこの7月、夏休みの間に壊していくということのようでございます。そうすると、今度は体育館の建設となれば、その古い校舎の後で材料置き場になっていく、グラウンドの方が整備できるというふうなことにもなろうかと思います。その辺のことを理解していただきまして、グラウンドの整備を一日でも早く。そして、できることでしたら来年の秋の運動会にでも間に合わせていただきたいと。そうすれば、晴れて運動会で新しい校舎で、新しい運動場で、広い運動場で、そして子供たちが自由に活発に運動することができるというふうな状況にしていただきたいと思うわけでございます。  どうぞこの裏を考えて、グラウンド整備、もう一度再考できないか、ひとつよろしくご検討のほどお願いします。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。 ○町 長(平木 誠君) 若桜鉄道の関係ですが、私も専務さんの不在の理由までは聞いておりませんが、今後は専務を置く方向で考えていると、今の社長がおっしゃっています。私はまだ、28日以降でないと多分株主になりませんし、そのあたりも聞いてみたいなというふうに考えておりますし、実行委員会がされましたアンケートでもあります。本当に、これから利用促進の中でサービス、イメージの向上運動、それからパークライン、車で来られて、そこから列車で通うということなんですが、そういう方法。それから、接続の向上、イベントの実施、いろんなことが書かれているわけでございますけれども、従前ずっとこういうこともそれぞれ運動してこられて、今現在があるわけでして、変わった視点でのやっぱり考えを持たないと、人口減の中で本当にどうしようもないような状態になるのかなという思いがあります。  やっぱり、あれは土曜日だったですかね、観光リンゴ園でオーナー制度で私も行かせてもらって、町の木というのを買わさせてもらいましたし、個人的にも1本買わさせてもらいました。やはりバスで来んさる人が多いようですが、このあたり観光との結びつきというのもやっぱり考えていかないと、列車を使っていただくということにはなかなかならないんじゃないかなというふうに思っております。そのあたりも今後の検討課題でございますし、いろんな角度で今まで以上のことが必要なわけですが、考えていきたいなというふうに思います。  それから、グラウンドの件ですが、はい、わかりましたということではなしに、再度また調査をさせていただきまして、できるだけ早い時期に完成すると。一部でも使える状態になるのか、そのあたりも含めまして検討させていただきたいなと、町長としてはそう思っております。
     よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 20番、山本君。 ○20番(山本弘敏君) ありがとうございます。  若桜鉄道につきましては、重ねて言いますけども、やっぱり初めて若桜鉄道を残そうかどうかといったときの状況にほぼ等しいことになっておるんじゃないかなと思いますので、そのような格好で住民と十分なる話し合いをしていただきたいと思うわけでございます。その辺をお願いしたいと思います。  それと、船岡小学校のグラウンドの建設用地、何か建設の関係でございます。再度お願いしておきますが、財政理由等で事業年度が延びるというようなことのないよう、どうぞ再度確認をしておきたいと思いますので、お願いを申し上げます。これは、教育長の方になるでしょうか、よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長。 ○教育長(西山淳夫君) グラウンドの18年度ということで理解してよろしいんでしょうか。それが延びないようにということで。それはしたいというふうに思います。 ○20番(山本弘敏君) ありがとうございます。 ○議 長(松田秋夫君) これで20番議員、山本弘敏君の一般質問を終わります。 ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 次に、7番議員、鎌谷 收君の質問を許しますので、登壇願います。 ○7番(鎌谷 收君) 私は、ただいまから、新しく発足した八頭町最初となる本6月定例議会におきまして、町政諸般の問題について数項目の質問をして、平木新町長、並びに西山新教育長に対し、その所信を正してみたいと思います。  なお、先ほどの2人の議員の質問と相当重複する部分もありますが、お許しをいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  まず、質問に先立ちまして、去る4月24日、合併後初めてとなる八頭町長選挙が行われました。厳しい選挙戦にもかかわらず、町民多数の支持を得られ、見事に当選を果たされ、初代八頭町長として就任されました平木町長に、衷心より祝意をあらわし、心からお祝いを申し上げます。  また、西山新教育長におかれましては、その高い識見が評価されまして、本町の初代教育長に大抜擢されました。これまた、敬意をあらわし、今後のご活躍を期待申し上げます。  なお、私ども21名の新しい議員も今回の合併による設置選挙によりまして、それぞれの町民の審判を受けて、初代の八頭町議会議員として今後4年間の議席を勤めることとなり、新しい気持ちで町政発展のために、それぞれの立場で最善を尽くし、町民の信頼と付託に応えるべく、努力をする覚悟であります。  よろしくお願いをいたします。  さて、平木町長は、旧郡家町役場から各課長を経て助役へと順調に昇進されて、さらには、今回、町政執行の頂点を極められました。町政をよく、航海に向かう船に例えられますが、今、まさに新造船「八頭丸」は、平木船長のもとで、果てしない大海原に向けて進水し、2万人の大切な命を預かり、はるかなる船出をしたわけであります。長い航海に向けて機関長は、乗組員は、エンジンやレーダー等の機器類の調子は大丈夫なのか、この先の平木船長のかじ取り次第となると思います。  そこで質問でありますが、八頭町初代町長に就任されて、町政執行の最高責任者として、町政執行に取り組む決意と、基本的な考え方を改めてお伺いいたします。また、この際、平木町長の「座右の銘」と申しましょうか、生活信条などについて述べていただければ幸いと存じます。  第2点目として、今定例会に提出されております合併後最初の本格予算となる平成17年度予算案が示されました。地方財政はここ近年、毎年苦しい、苦しいと言われ、事実厳しい財政事情のもとにあって、町長は、どのような予算編成の方針のもとに、この予算編成に臨まれたか、ご所見を承りたいと思います。  3点目に、八頭町総合計画策定について、その考え方についてお尋ねをいたします。地方自治法第2条第5項には、「町は議会の議決を経て、総合的かつ計画的な基本構想を定めなければならない。」と規定されていることは、今さら申し上げるまでもございません。  新町においても、「八頭町振興審議会条例」が制定されており、その準備にも取りかかっておられるようでありますが、この総合計画策定に当たっての考え方と、どのような手順で、いつごろ公表される予定なのか。その取り組み姿勢についてお尋ねをいたします。  第4点目に、平木町長は、選挙中の演説の中で、「文化ホール」の必要性と、これの建設に意欲的とも受け取れる発言をされておられたと思います。その理由として、「早く3町が一体感を持つためには、町民が融和と融合できる環境を醸成するために、八頭町中央部に1,000人程度収容できる文化ホールを早く建設したい。」という内容であったように思いますが、これは私の聞き間違いでありましょうか。その事実を確認しておきたいと思います。もし、この文化ホール建設のお考えがあるとするならば、その規模と建築場所、さらには財政見通しなどについて、どのように考えておられるのかお尋ねをいたします。  次に、教育問題について質問をいたします。  第1点目として、教育施設、特に学校建築について、将来構想と建築計画についてお尋ねをいたします。  関連をいたしまして、本町内の小・中学校の校区編成について、どのように考えられるか。特に、町内の小学校に非常に規模がアンバランスな状態になっておりますので、これを将来的にどのように考えておられるのかお伺いをいたしたいと思います。  第2点目として、幼・保一元化の問題についてお尋ねをいたします。急速に少子化が進行する中、政府は、幼稚園と保育所の機能を一体化した総合施設をつくる、「幼・保一元化」施策を推進するべく、2005年度には全国30カ所、2006年度からは全国的にこれの導入を目指しています。この主たる目的は、幼児教育の一貫性の確保と、子育て支援体制の強化等が上げられております。そこで本町では、これの導入について検討してみるお考えがあるかないか、そのご所見を賜りたいと思います。  以上、この場での私の質問を終わりますが、町長、並びに教育長に明快なるご答弁をお願いいたします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 7番、鎌谷議員の一般質問に対しましてお答えしたいと思います。  はじめに、私の町政執行の基本姿勢でございます。これにつきましては、所信表明の中でいろいろお話をさせていただきました。合併に当たりまして、まずもって合併優先の話の中での合併協議会であったやに思っております。これをいかに調整していくか。本当に合併をするには、皆さんの主義・主張ばかりでは、なかなか合併はなかったというふうに思っております。そういう中でこの合併を決定するに当たりまして議論されました。本当に合併してよかったなと言えるまちづくりをしたいというふうに思っております。それには、私一人ではできません。議会の皆さん方を初めとして、職員、または町民の皆さん、ご理解を得て、支援をいただいてやっていくしかないというふうに考えておりまして、皆さん方、旧地域が特色あるまちづくりを進めておられました。それも長所を伸ばしていきたい。でも、財源の問題もある。  基本的には、今回の合併は、財政問題から発生しております。本来なら各地域でそのまま合併しないでやっていけたらいいなというのが本音だったと思います。そういう中で国の方の1万人規模の話、いろんな問題がありまして、交付税の問題も含めた中での財政問題から発展しているというふうに考えております。  そういう中で財政の問題ばかりをお話をしてもいけませんけれども、本当に八頭町として1つになって、新しい町、町民の皆さんが喜んでいただける。今のサービス水準をいかに低下させないような方向でやっていく、こういうことだろうというふうに思います。まずもって、自己決定・自己責任の中で町民の参画をいただき、議会制民主主義の中での議会の皆さんのご支援、そういうことであろうというふうに思います。  まずもって、合併協議会の25の協定項目がございます。合併協定書というのがあります。皆さんもごらんになったと思います。この中に八頭町の将来像が書かれております。この中で合併に対して期待すること、合併して不安に思うこと、いろいろあります。本当だろうと思います。そういう中でまずもって、これを基本に総合計画を立てたいというふうに思いますし、それから各町の町長さん方からの町長事務引継書があります。これには、旧町の課題、継続的なものが載っております。旧町で議会の皆さんを含められて、いろいろ方向づけをしておられます。まずもってこういうことを解決していくのが、私の使命だろうというふうに思っておりますし、また、文化ホールの問題がありましたが、読みがなくてはいけません。私は、早くとは言っておらんと思いますが、文化ホールの建築も、連合して大きな世帯になりました。例えば、婦人会が集まられても、そういう場所すらありません。老人会が集まられてもありません。それで、旧町単位でやっていくということになったかもしれませんが、当面。そういうことを考えますときに、一体感、同じ場所に集まって同じ講演も聞いても、また、同じような催しもある。そういうふうに私は思ったものですから、合併協議会で議論されなかったことを選挙中にも申し上げました。こういう問題につきましては財政問題も絡んできますので、総合計画の中で本当に考えれるのかどうなのかというふうに思っております。  予算編成方針につきましても、財政計画が合併協議会で出ております。そういう中での比較・検討もしながら、今、本格的な予算を提案させていただきました。  1つ、私は八頭町になりまして、皆さんが伝統ある町、それもずっと築いてこられて、私の代で終わるわけではありませんので、私は中間的なものだというふうに思っておりまして、後世にいかにいい町を引き継いでいくか、これに邁進したいというふうに思います。  好きな言葉というのは、1つには、継続は力なり。もう1点には、敬天愛人。これは、西郷さんが言われた言葉ですが、私なりに解釈しておりますが、天は敬いというのは、大自然、神さんじゃなくして大自然をやっぱり敬わなきゃいけませんと。これは、私なりの解釈です。やっぱり人はお互い愛しましょう、そういうことだろうと思います。これを基本にしております。  それから、総合計画の策定の件なんですが、八頭町において初めての総合計画になります。先ほどありましたように、合併協議会で議論されたことを基本として、たたき台として今提案しておりますし、振興審議会を設置させていただきまして、今15名の方を委嘱させていただき、第1回を6月15日に委嘱させていただきました。また今、防災行政無線等でも放送させていただいておりますが、素案がありますので、住民の皆さんの意見等々もお聞かせ願いたい。パブリックコメントもお願いしたいというふうに考えております。  それと、議会承認が必要でございますので、ある段階で中間的な報告もさせてもらいたいというふうに思っております。これが1回になるのか2回になるのか、そのあたりも含めまして、早い段階でさせていただきたいな。まずもって、素案書は配らせていただきたいというふうに思います。  それから文化ホールですが、先ほど話しましたけども、できたら欲しいんですが、財政問題もあります。いろんなところの中で課題として総合計画の中に入るのか。総合計画も基本構想・基本計画の中で、3年間ぐらいでローリングしたいというふうに思っております。このあたりも含めていきたいなと思います。  それから、教育問題につきましては、初めにもありましたように、校区の編成につきましては、合併協議会でも取り上げられませんでした。今合併したからといって統合問題の話をするのはいかがかなというふうに思っておりますし、けれども各集落、また各地域に出かけさせていただくときには、町側としての提案といいますか、その中の1つの項目でもあろうというふうに思っております。議会の皆さんもそうですし、町民の皆さんとのコンセンサスはどうなのかということも考えていきたいというふうに思います。  それから、幼・保一体化の問題でございますが、現実には保育園と幼稚園、本当に子供さんの数が少なくなって、いろいろ仕組みが違うんですが、1つには児童福祉法に基づく福祉施設でありますし、幼稚園は学校教育法に基づくものでございまして、3歳以上からの受け入れというふうなことでございますが、そういう中での話でありまして、同じところに幼稚園と保育所があると、共同で施設を運営するということでございます。  1つには、八頭町には幼稚園がございません。近隣町村にはほとんどあります。本当に、2万人の町に幼稚園が必要なのか、要らないということでございます。そういう中で幼稚園だけでは経営が成り立たない。また、保育所もあわせてやるというふうなことで、できるならしたい。幼稚園の子供さんの就学教育といいますか、今の保育園での教育、どう違うのかということです。3歳児教育というのがよく言われますが、このあたり、本当に八頭町として幼稚園が要るのか要らないのか、以上になると思います。現実には、幼・保一体化は、逆に過疎的になって合体して、1つにして運営をしようというのがありまして、逆転の発想もあります。鹿野町は先般、幼児センターこじか園ですか。これは、3つの幼稚園と1つの保育園を統合しております。  そういうことも含めまして、今後保育所の、先ほどありましたように統廃合の問題も出てくるというふうに思っております。  それと、保育料枠の基準があるんですが、幼稚園の方の授業料は1万3,000円というふうなことでございますし、それぞれ特徴があるように思っております。  今現在、八頭町では921人の乳幼児の方がいらっしゃいますが、615名をお預かりをしております。13の保育所であります。また、現在24名の方が鳥取市内の4カ所の幼稚園に通園をしておられます。というふうなことで、教育問題、いろんな問題がございますが、本当に八頭町としての姿、これから議論になっていくんだろうというふうに思います。  よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 7番、鎌谷議員のご質問についてお答えをします。  はじめに、教育施設の充実と将来構想についてということでありますが、学校教育におきましては、先ほど池本議員のご質問にお答えしましたとおり、船岡小学校につきましては、平成18年度にすべての事業を完成したいと考えておりますし、中央中学校につきましては、既に平成12年度に体育館は完成しておりまして、本校舎の基本設計にかかる段階に来ております。  さらに、昭和56年の建築基準法改正以前に建築された数校につきましては、順次耐震・耐力度調査を計画していきたいというふうに考えておるところでございます。  次に、校区編成につきましては、新町まちづくり計画にも明記してあるんでありますが、少子化・過疎化によって、児童・生徒数が減少しているということにつきましては、ご承知のとおりでございます。長期的に見た町内児童・生徒数の推移、地域の関係者、教育関係者の意向、教育上の諸問題、財政状況など、幅広い角度から総合的に検討しなければならない問題であるというふうに認識をしております。  次に、幼・保一元化の件でありますが、ご承知のように元来幼稚園と保育所は設置目的や運営形態が異なり、国の組織も主管が文部科学省と厚生労働省に分かれております。ところが、今日では核家族化や共働きの進展などにより、親のニーズも多様化してきているという実態もあります。こうしたことにより、現実には県内にあっても幼稚園と保育所は設置当初の区分けが薄れた運営がなされているのではないかというふうに受けとめております。  本町におきましては、幼稚園がありませんので、現在の保育所に幼稚園の長所を可能な限り取り入れた運営に努力しているところでございます。就学前教育は、八頭町の将来を担っていく子供たちの基礎・基本となるべきものであると位置づけ、今後におきましては幼・保一元化につきましても、本当にそのメリットがあるのかどうなのかということも含めて、検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◎追求質問 ○議 長(松田秋夫君) 追及質問を許します。  質問はございませんか。  7番、鎌谷君。 ○7番(鎌谷 收君) よくわかるようにご答弁いただきましたが、新町の総合計画につきまして、その策定については、大体おおむねはわかっておるわけですけれども、初めの池本議員も言っておりましたけれども、議会に結果というか、決まったことを出していただくんでなしに、その過程をその都度都度、適当な時期にご報告といいましょうか、経過の報告についてはいただきたい。  そして、これも余り急をせって計画もなかなかできにくいかとは思いますが、基本構想がないと町政の推進が停滞するといいましょうか、その目的をひとつ明確にしていただくことが必要だと思いますので、できる限り、可能な限り、早期に総合計画を策定していただきたいということを要望いたしたいと思います。  それから、文化ホールの件でありますけれども、これも池本議員も触れておりましたが、町長は早くとは言っておらないということを言われましたのですが、町民の受けとめ方は、非常に関心度が高かったわけであります。それで、受けとめ方としては、文化ホールを建てられるんかというような受けとめ方になっておりますので、何か目玉商品のように受けとめとる人もあるようですから、これも何か誤解がないように、十分そこらあたりのところの説明が必要じゃないかなと思いますし、もし建てられるならば、それはできることなら建てていただくにこしたことはないんでありますけれども、財政というものの見通しが十分に考えられた上でやっていただきたい、もしやられるとすれば。そういうことをちょっと申し上げておきたいと思います。  それから、教育の関係で、校区編成を学校統合という意味ではなしに、小学校を統合するとかそういうことの意味じゃなしに、同じ同一町内に、町民になったわけですから、校区をちょっと分割でもできるようなことの検討をされる余地はないのかなという気持ちを持っておりまして、そのようなことについてどうなのかということを、ちょっと重ねて質問いたしまして、お答えがいただけましたらお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。 ○町 長(平木 誠君) 総合計画につきましては、目途としては今年中に策定できたらなというふうに思っておりますし、議会の方にもその都度。素案はこれから配らせてもらいますし、その都度協議をさせていかせてもらいたいというふうに思います。  それから、また文化ホールにつきましては、総合計画の中へ入ってくるのかこないのか。財政計画も含めまして、今後検討課題だというふうに思っておりますので、その点も財政問題も考えずにできないわけでございまして、含めて進めていきたいなというふうに思います。  それから、自由校区の関係なんですが、保育所の関係はある程度自由校区といいますか、保護者の方の勤めの関係とかいろんなことがありまして、それぞれの希望されるところに大体通園していただいておりますが、どうしても集中する傾向にあります。校区編成につきましても、どこどこはどこに行きなさいということでなしに、選択性をまずもってやっていった方がいいんではないかなと思いますけれども、先ほどありましたように、どの学校につきましても子供さんの数が減っておりまして、その分どこかが運営がといいますか、いろんな面であるわけでございまして、このあたりも考えていきたいな。  本当は、自由校区の方がいいんじゃないかなとは思いますけれど、まずもって。そういうことで、今頭の中にはあります。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 校区編成につきましては、先ほど池本議員さんの質問の中にもありましたけども、やっぱり適正な学校規模ということもあるんでありましょうし、それから、長い間今の小学校区の歴史というものもありましょうから、そういったことも慎重に踏まえた上で、今後考えていかなければならない問題ではなかろうかなというふうに考えております。  ただ、自由登校、自由に選べれるという方法もいろんな問題を含んでおりますので、どうかなということも私としては考えております。 ○議 長(松田秋夫君) これにて7番議員、鎌谷 收君の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時、休憩いたします。  午後1時から再開いたします。                (12時02分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 会議を再開いたします。  その前に大変蒸し暑いようでございますので、上着をとってください。どうぞ自由でございます。                (13時00分) ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 一般質問に入りたいと思います。  18番議員、森山大四郎君の質問を許しますので、登壇願います。 ○18番(森山大四郎君) 18番、森山大四郎です。  ただいま議長の許可をいただきましたので、これから一般質問を行いたいと思います。  私は、3問質問を用意しております。2問は町長に答弁いただきたいと思いますし、あとの1問は教育長にお願いしたいというように思います。  まず最初でございますけども、八頭町誕生に当たりまして、町長の志といいますか、心意気といいますか、次に申し上げます基本的なビジョン、その考え方をお答えいただきたいと思います。  昨年の9月27日に合併調印式が行われました。その後、こうして今年の3月31日には郡家・船岡・八東が合併したわけでございます。今まさに新生その八頭町が誕生したところだというように思います。国も地方も財政が非常に厳しい時代でございますけども、本当に皆さんが口をそろえて言うことは、合併してよかったなと言える八頭町をこれから目指していかなければなりません。合併協議会で積み上げてきましたまちづくり計画、これをもとに今後は町長がかじ取りをしっかりと間違いないようにしていただきたいというように思います。
     そこで質問でございます。  住民からは、この9月の調印式後、本当に合併するんだなということで、非常に皆さんからいろいろ不安やいろんな声がたくさん上がりました。皆さんも御存じのように、9月以降、大きな台風とか災害、非常にそういったものがありまして、なおかつそういった心配事も非常に合併までにあったわけでございます。  そこでまず、特に中心部から離れたといいますか、郡家町に庁舎が決まったわけでございますので、大体それぞれの地元住民の方も、そこの距離からはかりまして、自分のところが非常に郡家町から離れているなというような気持ちもあったかと思います。過疎になりはしないかとか、これ以上の負担、また、住民サービスは低下しないかという声や不安の声、これも皆さんも選挙に出られるときにも、そういった声はたくさん聞かれたと思います。これから情報提供、また情報収集、また情報公開することも今後は大事なことだと考えますけども、これからは特に、ここにおられます執行部の皆さん、そして全職員を含めて、自主自立、その意識改革というものが必ず要ると私は思います。  合併というのは、特に地域づくりのチャンスととらえて、私が次に質問をいたしますことに対してお答えいただきたいというぐあいに思います。  1つは、八頭町の目指すものは何でしょうか。  それからもう1つは、地域の均衡ある発展。これは、一口に凝縮して言うことも難しいと思いますけども、町長の均衡ある発展とはどういうことなのか、明快にお答えいただきたいと思います。  それから、今一番急ぐもの。もちろん、合併協定項目、調整後のいろんな項目がございますけども、その中で特に急ぐものはどういうことを考えておられるのか。  それから最後に、職員に求めもの、期待するもの。たくさん職員の方にこれから求めるものはどういうことなのか、お答えいただきたいというように思います。  それで、2番目の質問でございますけども、今後の八頭町にある施設管理運営についてご質問したいと思います。それぞれ旧3町にはすばらしい町のシンボルとでもいいますか、自慢できる施設と自然というものがございます。これは、旧3町におきましても大きな財産であったかと思いますし、これを失わないようにしていただきたいと思います。  私たち産業建設常任委員会も委員会を立ち上げてから、各それぞれの施設を見て回りました。旧郡家町には安徳の里姫路公園、それから旧船岡町には竹林公園、また、旧八東町にはフルーツとブナ林の里、ふる里の森があります。それぞれの施設、また多くの歴史というのはそれぞれ違いますけども、交流・文化、そして何よりもその自然の魅力。当時の先人たちから培われてきたものを受け継いできた経過というものがございます。  また、それぞれの目的・用途によってつくられて、特にこうして地元の皆さんに愛されてきたということも思いますけども、これからが維持管理、継続できることを望むところでございます。  しかし、鳥取県内におきましては、いろんなイベントが過去この14、5年ぐらいまでの間にいろんなものがありました。平成9年、みなと博、それから平成11年には花回廊、また、近いところでもこどもの国とか、また、布勢球場の方にであいの森とか、市内、また至るところにそういった施設。これは、皆さんも御存じのように、ふる里づくりということで、国も地方債と交付税を組み合わせた公共事業といいますか、地域総合整備事業ということで、これが進められてきたわけでございます。ほとんど似たような施設がたくさんできたことは、御存じだと思います。  しかし、年々我々のあるところの施設につきましても、客足といいますか、非常に集客について伸び悩んできた事実もございます。それぞれ施設の老朽化、そういうこともございますけども、そういうことも含めて、今後におきましては施設管理運営、私は再考する時期ではないかということだと思いますけども、町長のお考え。また、その方策について何か考えていることがありましたら、お伺いしたいというぐあいに思います。  それから、3つ目でございます。  これは、教育長にお尋ねをしたいと思います。5月13日にこのときは第2回ですけども、臨時議会におきまして、西山教育長が私たち議会の方に、とにかく特徴を生かした教育をしていきたい。そしてまた、八頭町の教育が発展できるように努めていきたいというごあいさつをいただきました。合併とともに八頭町も、小学校が8校、中学校も3校となり、生徒数も今年現在では小学生が1,182人、中学生が648人と増えたわけでございます。しかし、年々少子化傾向というのは加速している状況であるわけでございます。  今日、教育改革に対する町民の意識というのは高いわけでございますけども、教育の力というのが、いかにだれしもが大事であるということは認めるところでございます。最近は、ゆとり教育は見直すべきだという議論も出てきております。ゆとりか学力かという問題は、これはもちろん議論するところだと思いますけども、とりあえず、八頭町の特色ある学校づくりというのをどう位置づけていくのか。また、管理職、これは校長先生でございますけども、リーダーシップが問われる時代ではないかと考えますけども、教育長の教育方針をお伺いしたいと思います。  どうかよろしくお願いいたします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 18番、森山議員の質問に対しまして、お答えいたします。  森山議員におかれましては、当時合併協議会の議長という立場で協議会の一員になられて、本当に合併協議会の中身、つぶさによく御存じだろうというふうに考えております。  そういう中で合併しました。八頭町になりまして、町長のビジョンはということでございます。合併してよかった、八頭町に住んでよかった、こういうことでございますけれども、じゃあ単独で残っていたらどうなっていたか。そういうなかなか比較はできないだろうというふうに思います。現実には、単独を選ばれた町村も県内にはございます。本当に財政事情が苦しい中で頑張っておられます。そのあたり、八頭町が本当にどうなのかという議論が分かれるところだろうというふうに思います。  初めにも申し上げましたように、町民の皆さんが合併してよかったなと。八頭町に誇りを持っていただける、テーマであります、人が輝き集い夢広がるまち、これが第一だろうというふうに思います。けれども、この道は本当に険しいという表現がどうかわかりませんが、なかなか各町の特色あるまちづくりをやっておられました。調整といいますか、お話合いをずっとさせてもらっておりますが、この1、2年ではなかなか難しいかなという感じを自分では持っております。そういう場面にも出くわしましたし、お願いもするんですけれども、現実問題としてございます。そういう部門がありまして、いろいろ申し上げましたけれども、本当に皆さんと一緒になって考えていく、そういう姿勢の中で新しいまちづくりをしたいなと思います。  また、地域の均衡ある発展。本当に先ほど申し上げましたように、要望に対して素早い対応が難しくなるとか、公共料金の負担、それときめ細かいサービス、いろんな問題がございます。合併して期待することにつきましても、いろんな考え方もアンケートの中で出ておりますけれども、そういう中で本当に均衡ある発展というのはどうなのか。ただ単に物事を、私もよく申し上げておりましたが、足して3で割るというふうなことではないというふうに思っております。役割・機能分担を行うことが必要だというふうに思いますし、先ほどありましたように、八東のフルーツ、オーナー制度も含めて観光園、また、船岡には早期米、コシヒカリをつくっておられますし、郡家には花御所柿というふうに代表されるようなものがありまして、地域地域の歴史があるわけでございます。そういう特徴を生かして、その中でお互い切磋琢磨して盛り上がっていく、そういうことだろうというふうに思います。  サービスの均一化というのは、これは等しくすべて平等でなくてはならないというふうに思っております。今の一番急いでいるというのがありましたんですが、そのあたり切磋琢磨して学んでいただいて、本当に皆さん方が3町の物事を同じ目線で見ていただける。例えば、この間も体育会でいろいろお話しました。なかなか中身は難しいわけです。指導員さんの体制、それと各地域地域でやっておられることが違います。やり方も違います。そういう中で本当に一本化になれるのかなという危惧をしておりますが、時間がかかると思います。そういう中で補助金の問題も、例えば何々部に幾ら出しますと。そうしますと、旧町ではやり方がいろいろありまして、じゃあこの地域は幾ら、この地域は幾ら、例えばですね。そういうことも出ているような現状でございまして、そのあたり本当に今後皆さんと一緒になって考えていただける。  また、町もリーダーシップをとらなくてはならないと思います。いわゆる、旧町のやり方を調整して、八頭町の方式を確立したいというふうに思っております。  また、町民の方々もいろんな意味で変更がある場合は、戸惑っておられます。よいものは残そうというふうに考えておりますけれども、同じ町で、先ほど申し上げましたように、取り扱いが異なるのは好ましくないなというふうに思います。  また、集落が活性化しなければ、八頭町も発展しない、活性化しないというふうなとらえ方をしておりますので、各集落の支援も引き続いてやっていきたいというふうに考えております。  また、職員に対しまして、職員には就任のときに、4月25日に初登庁いたしまして話をしました。町長の方を見ないで、町民の方々の目線の中で仕事をしてください。そういう中で前例踏襲主義でなく、物事お互い問題意識を持ち、政策提言できる、そのような職員になってほしいと考えておりますし、ありましたように、本当に町民の皆さんの目線で話ができるというのは、自分の心の中にそういう基盤をしっかり持たないとできないというふうに思っております。まず、職員が一丸となってやらなければ、町民の方からの信頼・理解・協力も得られないというふうに考えております。  それから、施設の運営の関係でございますが、議員ご指摘のように、施設管理につきましては、特に費用対効果を考える時代となっております。同一町内に同じような施設があるのかどうかということもありますが、今現在では合併により施設を引き継いだばかりでございます。そこに働く方もいらっしゃいます。また、各地の思いもあり、また、振興策もありますので、今後も考えてまいりたいなというふうに思います。  その施設の中で先ほどありましたように、郡家では姫路公園、平成5年から16年に比べますと、当時3万8,000人ぐらいいらっしゃったんが、16年度では1万3,000人ぐらいに落ち込んでおります。34%ぐらいの減になっております。また、船岡地域の竹林公園につきましては、平成7年にオープンいたしましたが、8年度で2万7,000人、16年度では1万6,800人というふうに、これも減少傾向となっております。また、八東地域のふる里の森は、西洋風ブナ林を活用したレクリエーション施設なんでございますが、町民の憩いの場、そういう観光振興でありました。62年にオープンした施設でございますが、当時は平成2年度でいきますと2万6,400人、16年度で見ますと6,300人ぐらいと、最大時の時と比べまして大幅に減っております。これらの施設の利用者、リピートを含めまして考えていく。また、内容的にも考えていく時期になっているんじゃないかなと思いますが、この春から3施設でそれぞれ施設イベントが行われました。私もすべての施設に行かせていただいてそれぞれ見させていただきました。本当に自然を使った、どの施設につきましてもとてもいい施設だというふうに思います。町民の方のみならず、皆さんにおいでいただけるような施設として盛り上げていきたいなというふうに思っております。  施設管理につきましては、3施設とも直営方式でございます。姫路は直営、また、隣にありますぽれぽれという食堂は、姫路部落に委託しておりますし、竹林公園では管理組合、また、食堂施設については別の管理組合に委託しております。ふる里の森につきましては、ふる里の森管理組合に委託しております。将来におきましては、指定管理者制度を法的にやらなくちゃなりませんし、そういう中で議会ともご相談しながらやっていきたいというふうに考えております。  ほかの施設でも、この施設に限らず、指定管理者制度の法律が発生しております。すべての施設につきまして考えていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長の答弁を求めます。  教育長。 ○教育長(西山淳夫君) 18番、森山議員のご質問についてお答えを申し上げます。  はじめに、特色ある学校づくりについてでありますが、私は義務教育である小・中学校の期間は、学力や体力などの基礎・基本や、社会生活を営む上でのルールやマナーの基礎をしっかり身につけさせるのに大切な時期だというふうに考えております。そうしたすべての小・中学校共通の目標の上に、それぞれの学校の歴史や伝統、さらには地域の実情などに応じて特色ある学校づくりを一層進めるために、校長を中心として、関係者が一丸となって努力してほしいというふうに考えております。  次に、教育行政の方針についてでありますが、私は、教育長に就任直後の5月6日だったんですけども、開かれました八頭町の教育会、町内の教職員190人ほどの先生方の総会で、次のような2点について話をさせていただきました。  1点目は、笑顔あふれる学校づくりということで、教職員も児童・生徒も学校に来ることが楽しいと感じられる、そんな学校づくりをお願いしたいということでした。  2点目は、土台のしっかりした子供の育成ということで、学力や体力、生き抜く力などの基礎・基本を一人一人の子供たちに応じて、きちんと身につけさせてほしいと。この2つをお願いさせていただきました。  私は、そうした学校での活動を、家庭を初め地域社会でしっかりサポートし、子供たちを取り巻く多くの教育関係者が情報を共有し、相互に連携し合って、子供たちの健全育成に一層努力していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◎追及質問 ○議 長(松田秋夫君) 追求質問を許します。  質問はございませんか。  18番、森山君。 ○18番(森山大四郎君) まず、町長が答弁いただきました第1問目でございます。八頭町誕生に当たり、町長の志ということで、志また心意気というものは変わらずに、私はこうしていきたいということに対しまして、それを否定するものではございません。ぜひ、よく言われます、初心忘るべからずと言われる言葉がございますように、その気持ちを貫いて、ぜひやっていただきたいと思います。  しかし、どういう町にするのかといいますか、今後は行政がやるべきこと、それからまた住民がやるべきことをきちっと仕分けをしていただいて、既に合併協議会の中では財政推計等に、こうして20年先のところまで出ております。しかし、そのことで八頭町がどう変わっていくのか見通しを立てるだけではなくて、どういう八頭町にしていくべきかということを考えていただくことが、視点を変えて、ぜひそういった姿勢で取り組んでいただきたいというぐあいに思います。  それから、均衡ある地域の発展ということでございます。私は、最初に質問でいろいろ、地域審議会等の話も出たように思います。合併して、どうしてもこうして規模が大きくなりますと、地域のコミュニティーに対する行政の関与というものは、相対的に低下していくような懸念を感じるわけでございます。地域の方が、合併して過疎になりはしないかというところは、多分そういったところから出てきているんだろうと思います。  それで、審議会は設けない。また、自治組織は一応合併協議ではしなかったわけですけども、そのかわりとして区長組織といいますか、そういった仕組みを活用するということで、合併後はそういう形でスタートしたわけだったと思います。ですから、私は今後におきましては、区長組織をもう少し権限とか、ただ調整・連絡だけの役目だけではなくて、もう少しそういった重みといいますか、そういったものも権限をつけていただいて、その組織をいかに有効利用していくかということを考えていただけたらなというぐあいに思います。  それから、職員に求めるものということで、先ほどそれぞれの職員から、政策提案できる職員になってほしいということでございます。今現在、合併によって新しい職場の中で、それぞれの方がやりがいがあったり、個々のいろんな方法を持って仕事に携わっていただいているものだというぐあいに思っております。なかなか慣れない部署もあろうかと思います。しかし私は、その職員の方がやりがい・生きがい・働きがい、そういった意欲が報われるといいますか、そういった新しいやり方、そういった行政改革をこれからしていくべきではないかなという気がしております。別に勤務評定制度を設けよ、ということではありませんけども、その方が職場で本当に、ただ政策提言できるだけの能力を持とうと思えば、もちろん本人の努力も要るわけですけども、それをある程度認めてあげる。そういった人に対しては、もっといろんな方法を考えていただきたいなというように思います。  今、役場のそれぞれ本庁、またそして支所に町民の方が行かれるわけですけども、行ったときに随分前と変わったなと思われるように、それぞれ努力していただきたい。ただ、慣れないこともあろうかと思いますけども、できるだけ地域の中で、地域の方とコミュニケーションなりをもっと深めて、そういったことには努力していただきたいなというように思います。  それから、次に施設管理のことを申し上げるわけでございます。問題提起したのは、単に来客数が少なくなったので歯どめをかけるということだけではございません。もちろん、そのことについてはどこに原因があるのか。なぜこう少なくなってきたのかという、そういう要因を考える必要があろうかと思います。しかし、全国レベルからいきますと、まだまだきちっとそれを成功させているところもあるわけでございます。ただ、いろいろこうして、皆さんがそれぞれ1回や2回、もっと数は行かれたかもわかりませんけども、こうしてわかったことと言えば、ただやっぱり自然の魅力だけでは人はやって来ないということがわかったと思います。  それとあと、地元の人が行かなくなった。もちろん、学校も非常にそういった施設にも行く回数がやっぱり徐々に減ってきているように思います。そのために、町長が先ほど指定管理者制度という方向でということもありましたけども、もちろんそれも1つの一端だと思いますけども、私は今、別個に民間型の経営方式といいますか、定額の委託料はもちろんそこに払って、それで剰余金といいますか、そういったものを寄付金として還元したわけですけども、そういったものを逆に管理者の中で権限で使用していくと。それがかえって、そこに働く人の意欲もわいてくると思いますし、私はその人たちが、今度は自分たちで任されているというような気持ちにも変わっていくのかなというように思いますので、やっばりそういった方法も今後は考えていくのも1つの方法じゃないかなというように思います。  それから、直営方式ということを先ほど言われましたけども、確かに直営方式でありますけども、今後はそれぞれ町村で単独管理ではなくて、共同管理するシステムといいますか、3町が別々にやっているのを今度は1つにして、考えていく方法もあるのではないかなというように思います。ですから、取捨選択いろいろありますけども、やっぱり今後はそういったやり方そのものをもう少し考えていただきたいと思います。  それから最後に、特色ある学校づくりでございます。学校の地域性とか、それから伝統というのは、それぞれ学校によってそれぞれ違います。昔、校長が変われば学校が変わるというような言葉を皆さんも耳にしたことがあると思います。単に校長会で連絡調整とか、それから学校同士情報交換するだけではなくて、校長先生自身の経営理念とか、学校運営に係る理想というのをしっかりと掲げていただきたい。  ただ、学校のそれぞれのチラシなりパンフレットがあるので、それを見たらということではなくて、そういったところをしっかりと掲げたものを。その繰り返し繰り返しが、やがて特徴ある学校づくりへと変わっていくものだと私は思いますので、校長先生にやっぱりそういった運営方法を、もう少し緩和していくようなやり方を私はしていくべきではないかなというように思います。  それから、教育行政に対して期待するものがございます。これは、平成16年といいますか、文部科学大臣から、地方分権時代における教育委員会のあり方について諮問を受けたことがございます。いろいろ列記してある項目は別としまして、その中に学校と教育委員会との関係で、学校の自主性・自立性を確立することを示されております。  私は、そういった学校の自主性というものを、今言ったサポートシステムをしっかりつくることがこれからは必要ではないかというぐあいに思います。そのための1つの方法でございますけども、すべてこれは国が、日本のそれぞれの市町村におりたことでありますので、すべてが八頭町に適用するかどうかということはわかりませんけども、今後少子化の傾向ということで、小規模校というのが進んでくるわけです。先ほど学校統合というような話もありましたけども、今後は八頭町内の、子供同士の交流の場というのを、もっともっと私は広げていくべきではないかなというぐあいに思います。  例えば、学校統合ということでなくて、個々の学校運営、それから特色ある学校づくりを一方で進めながら、教育現場の場を子供たちに広げていくということであろうかと思います。  例えば、総合学習の対応。昨日の新聞でも、保護者の総合学習に対する肯定論。それから、学校現場では、それはちょっともうひとつだなというような意見がありましたけども、実際には学校の先生そのものが、総合学習の対応というのが非常におくれているということは事実はかくせないと思います。先生の昔からはそういった学習をしているわけじゃありませんので。ですから、そういった先生も総合学習にしっかりと慣れていただいて、今後は部活動、それから校外活動、また、総合的な学習というものを複数校でこれからやっていただくという。これは、準備期間、統合になるかならないかは別として、そういった準備期間の間に、そういったこともされてみたらどうかなというぐあいに思っております。教育長の何か方法論、また、そのお考えがありましたらお答えいただきたいと思います。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 18番、森山議員の追及質問に対しまして、お答えをいたしたいと思います。  初心忘るべからずということで、本当にそのことだけは肝に銘じて頑張っていきたいというふうに考えておりますし、財政問題のこともあります。また、基本的には本当に福祉の充実というのが第一番だろうと思います。これには、住宅政策の問題もあったり、また、工場誘致の問題もあるでしょう。いろんな問題があるわけでございまして、いろんな角度で高いアンテナを張ってやっていきたいというふうに考えておりますし、区長組織を何かそういう審議会に入れかえるべくというような話もございましたが、地域審議会は、合併協議会ではしないということになったんですけれども、議場でできますので、このあたりを本当に地域審議会を立ち上げてやらないとだめなのかどうかということも含めまして、考えていきたいと思います。  区長会につきましては、128の行政区がございまして、就任早々第1回の区長会を開かせていただき、町からのお知らせなり、ご理解・ご協力もお願いしたところでございます。大体年2回ということで、2回目は各地域地域で区長会を開かせていただきたいなと思っておりますし、あるところによりますと、そういう連合組織の区長会があって、ある程度の提言をまとめてこられるところもございます。そういう方式もあるのかなとは思っておりますが、今後の区長会のあり方も含めまして、考えていきたいと思います。  また、職員の問題でございますが、やりがい・生きがいというふうなことでございます。まずもって、研修の方も男女問わず不公平が生じないように、研修を受けさせたいというふうに考えておりますし、そういう中で本当に職員の数が280幾らおりますが、勤務評定を本当に公平な目でできるようなシステムづくりを今考えております、模索しております。主観が入らないような。まず、本人が点数をつけてもいいでしょう。また、私がつけてもいいでしょう。そういう問題も含めまして、既に他の町村ではやっておりますので、このあたりも研究していきたいなというふうに思いますし、職場の雰囲気づくりということにつきましても、あいさつができないというふうなおしかりも受けております。そういうことがないように、これからも職員には伝えたいと思いますし、そういう中で仕事が不慣れな者もあるかもしれません。もう3カ月過ぎました。だんだん軌道に乗ってきたというふうに思います。初めのころは、皆さんには大変ご迷惑をかけたというふうに考えておりますが、まずもってこのあたりからも職員に対しましてやっていきたいというふうに考えております。  それから、施設管理の関係ですが、指定管理者制度は来年の5月までに、直営以外の施設につきましては、制度の中で契約をするというふうなことになっておりますので、それまでにはどの施設につきましても何らかの方法。また、NPOでも立ち上げていただいて、その方がしていただくとか、そういうことになろうかと思いますし、まずもって団体の方に管理してもらう。そういうことも視野に入れております。いろんな問題が山積しておりますけれども、いろんな角度の中でやっていきたいと思います。またご提言等がございましたら、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 8番、森山議員の2回目のご質問にお答えをしたいと思います。  はじめに、特色ある学校づくりの件でありますが、校長が変われば学校が変わるということももちろんありましょうが、地域の独自性といいますのは、いわゆる校長によってぐらぐらぐらぐら変わってはいけないという反面もあろうかというふうに思います。今後とも校長先生を中心に、ほんとぎの特色のある学校というものを模索していっていただきたいというふうに私は考えております。  それから2点目は、教育委員会の自主性・独自性の問題でありますが、小規模校等が増えてきたわけですけども、交流の場を広げてはどうかというようなご質問であったというふうに思いますが、合併をしまして中学校が町内3校、小学校が8校ということで、学校数が増えてきております。先般も小学校の5年生・6年生の陸上の記録会をやったわけですけども、町内8校の子供たちが集まってやりました。非常に生徒数が増えて、100メートルを全員が走るということでも相当の時間がかかったというふうに思いますけども、そういった意味合いでは、交流の場というのは自然に広がってきております。これは、運動の面のことでありますけども、学習の面でも先生方の交流というのも、8校と3校ということで、前よりかは広がってきているというふうに思います。こういったものをどんどん推し進めて、議員ご指摘のような交流の場を広げていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 18番、森山君。 ○18番(森山大四郎君) それでは3回目ですので、簡単に質問したいと思います。  2番目に質問しました施設管理の運営ということであります。指定管理者制度ということを研究してみたいということでございます。非常に民間のそういったノウハウというのも確かに大事なことではなかろうかと思います。ただ、そこの施設にやっぱり、また行ってみたいなと思わせるような施設にこれからやっぱりしていかなければならない、そういうように思います。直営ということが、決していい悪いは別としまして、やっぱり検討してみる必要はこれから出てくるんじゃないかなと思います。  そのためには、私自身は、やっぱりプロの目からの指摘というのをひとつ見ていただきたい。例えば、旅行会社の人が、そこの施設がなぜ余り魅力がないのかといったところのそういった意見交換。それから、地元には地元の企業があります。企業と連携して、そこに興味を注ぐようなアイデアとか、それからもちろん学校・PTA、そういったところの連携、そういうのをもう一度改めて。私は、新町になってこういう形で。先ほど町長が言われましたように、継続は力と言われますから、継続することが大事なことであれば、そこは見捨てないように、そこをしっかりといい施設にやっぱりしていくために、みんなが。一部の行政だけがそこに関与してどうのこうのじゃなくて、やっぱりみんながそこにかかわって、そこをどうしていくかということを、やっぱりこれから考えていただけるようなものをつくっていただきたい、そのように思います。  それから、教育長の方には、もちろん特色ある学校づくりというのは、これからこういう小規模校で取り組むことが非常に困難なものもありますし、逆に、小規模のために非常にいいというメリットもあると思います。やっぱりそういったところをきちっと見きわめながら、いい教育行政をしていただきたいと思いますけども、教育の広報といいますか、どういうように町民に今後は知らせていかれるのか。そういったところはなかなかわかりにくいところがあると思うんです。ですから、そういった教育ビジョンというものを、先取りするものとして打ち出されていかれるもの、そういうものを教育長として今考えておられるのかどうか、そういったあたりをお聞かせいただきまして、質問を終わりたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それぞれのご提言につきましては、検討してまいりたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) どういうふうに住民に知らせるかということでありますけども、教育委員会独自の広報紙というものが現在のところありませんので、当面は八頭町報の紙面を利用させていただいて、私の考え方なり、あるいは学校の現状であるとか、そういったものを広報していきたいというふうに考えております。  特に、学校等との連携も必要かと思いますので。あるいは、PTAの広報紙であるとか、そういったものも利用させていただきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) これにて18番議員、森山大四郎君の一般質問を終わります。 ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 次に、5番議員、小倉一博君の質問を許しますので、登壇願います。 ○5番(小倉一博君) 5番議員の小倉一博でございます。よろしくお願いします。  八頭町最初の定例会となりました。新しい町の体制も整い、いよいよまちづくりのスタートです。町民は、行政や議会に大きな期待を寄せています。反面、役場が遠くなり、住民の声が届くのか、十分な対応がしてもらえるのか、心配もしております。  これまでの行政のまちづくりを振り返ってみますと、どこの自治体でもそうですが、役場から遠くなるほど政治の恩恵が少なくなりがちでした。特に施設面、交通手段など、奥の村は望むべきもありませんでした。受益者が少ないのですから仕方がないのですが、これからもずっと我慢させられるのでしょうか。  町の財政が苦しくなるこれからは、今まで以上に中央中心になっていくのではないかと危惧する次第です。住居の自由が保障されていますので、村を離れて町に住むこともできます。現に、家を残して町に住んでいるような例もあります。そうして、村はだんだん寂しくなってきました。このままだと、もっと加速度的に村は衰退します。しかし、村がなくなれば、やがて町も寂れていきます。町も村も一緒に元気になって初めて、合併してよかったということになるのではないでしょうか。  そこで、八頭町のかじ取りをされる平木町長に質問させていただきます。  選挙期間中、八頭町をくまなく回られたわけですが、空き家や独居世帯を多く見かけられたと思います。地域の均衡ある活性化策をどのようにお考えになっているか、お聞かせいただきたいと思います。  また、現在、どこの地域でも公民館や婦人会、自警団、あるいは消防団等、団体が活動しています。これら団体が地域に対する貢献は大きく、地域が元気になる原動力となっております。これら社会団体の育成についてはどのようにお考えか、お聞かせください。
     次に、男女共同参画についてお尋ねいたします。  男女が相互に理解し、助け合いながら社会を形づくっていく男女共同参画の社会が、少子化や高齢化社会を迎えてなお一層求められています。しかしながら、習慣や思い込み、固定観念等から解決すべき問題も多く残っております。また、男女共同参画も家庭の場合、職場の場合、あるいは一般の社会生活の場合とそれぞれで、課題も対応も違っています。民間が個人で取り組むべきことも、あるいは力を合わせ取り組むべき部分も多いと思いますが、行政でなくてはできないこと、行政の後押しが必要な課題もたくさんあります。行政としては、どのような取り組みをお考えでしょうか、お聞かせください。  また、次の3点については、具体的にお聞かせいただきたいと思います。  まず1番目に、女性の社会進出の応援について、どのような政策をお考えでしょうか。  2番目に、八頭町の子育て支援策の制度と施設の現状について。また、今後の取り組みについてお聞かせください。  3番目に、DV、子供の虐待等の本町の現状把握と被害防止に対する取り組みについて、お考えがありましたらお伺いしたいと思います。  続きまして、教育長さんにお尋ねをしたいと思います。  八頭町の未来を担う子供たちを、どういう子供に育てたいとお考えでしょうか。教育長さんの思いをお聞かせください。昨年来の比較テスト等の結果から、全国的に子供の学力低下が話題となり、文科省が始めたばかりのゆとり教育の見直しを打ち出す等、国の教育行政は方向が定まっていないようにも映ります。中高生の家庭での学習時間が年々減り続けているというのも問題で、非常に気になることです。しかし反面、小学校の総合学習について評価する人も多く、自分で考え判断するなど、学力以外の能力を身につける上でも有効な学習ではないかと感じております。教育長さんに、ゆとり教育の実践について、現状でどのようにお考えになっておられるか、お聞かせをいただきたいと思います。  以上でございます。  重なった部分がありますけども、ひとつよろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 5番、小倉議員の一般質問に対しまして、お答えさせていただきます。  はじめに、先般船岡地域・郡家地域で敬老会が開かれました。船岡地域におかれましては4会場、また郡家地域では2会場ということで、それぞれ各地区の公民館婦人会、また自警団の方、また、区長さん、いろいろな方にお世話になりながら開催され、どの地区もいろいろな催しもございまして、大変立派な会だったと。すべての会場を回らせていただきました。お世話になりました各種団体の皆さん、また役員の皆さんには、この場を借りて厚く御礼を申し上げたいと思います。  地域コミュニティーの活性化ということにつきましては、1つの理想の形がここにあるんではないかなというふうに思っております。各種団体の育成に対することをご提言なさっております。従来どおり支援をしてまいりたいというふうに思っておりますし、特に回らせていただいて、自警団の関係につきましては、若い人が少ない、団員が少ないというふうな悩みを持っておられます。自警団にもこれからお話をさせていただく中で、再構築もお願いしたいなというふうに思っております。  また、いろいろな団体もそれぞれ頑張っていただいておりまして、八頭町のために頑張っていただいていること、厚く御礼申し上げたいと思います。また、先ほども申し上げましたが、それぞれの集落が活性化しないと、八頭町の活性化はない。どの地域の公民館施設というのがあると思うんですが、本当に拠点になる施設、こういうものにつきましても地域の拠点ですから、皆さんが集い、集まり、話し合いをされる場、こういうところの整備につきましては、重点的にやっていきたいというふうに思っております。その中で私、後援会活動期間中、5,600の各世帯も回らせていただきましたし、各集落もすべて回らせていただきました。100%頭の中に入っているというわけじゃありませんけれども、本当に高齢者の1人り住まい、2人住まい、また、空き家といいますか、本当に持ち主はいらっしゃるんですが、建物もしゃんとしているんですが、空き家がある。これは、どの地域を回らせてもらってもありました。偏ってはおりません。そういう中で本当に私は、10年後の八頭町、身震いをした瞬間がございました。この問題も本当に特効薬があるのかなということを思っておりますし、また、財産権の問題もあったりなかなか難しいんですが、新しい方が来られて入居される。本当にスムーズにはいかないと思います。  そういう中で、住宅政策につきましても、町内にやっていって、例えば高齢者の方のグループホーム的なものとか、そういうことでやっていく。まただけれども、人口の増加という点につきましては、本当に至難のわざだというふうに考えておりますけれども、まずもって近いところに住んでいただいたら、集落との連絡もとれるし、いいんじゃないかなという感じはいたしております。  次に、男女共同参画の応援のことなんですが、女性の社会進出の応援ということで、女性の就業機会の促進、町行政に対します審議会等の登用、いろんな部分で活躍をしていただきたいというふうに思っております。県の女性の就業率は53.6%、全国で3位であります。これは、12年の国勢調査でありますが、八頭町におきましても仕事と家庭の両立支援が重要であると思っております。  このことから、保育所の長時間保育、延長保育、また、小学校低学年の児童を対象とさせていただいた放課後児童クラブ、ファミリーサポート、そういう事業を行っているところでございます。また、各種審議会への女性の方の登用につきましては、男女がともに輝くまちづくり条例ということでございまして、その中にも40%を目標に設定しております。いずれにいたしましても企画の段階から女性の方に参画していただき、女性の声を行政施策にも生かしていきたいというふうに思っております。また、役場内につきましても男女が本当に、極端な話が、掃除からお茶くみから皆すべて当番制、セルフでやっておりまして、まず役場の中からもそういうこともやっております。  共同参画の中で、八頭町の子育て支援の制度と施設の現状でございます。15年7月に次世代育成支援対策推進法が制定されました。これは、地方公共団体、または従業員300人以上の企業、今後10年間の集中的または計画的な取り組みを推進するということであります。15年度にこの次世代育成行動計画に向けてアンケートをとらせていただきました。小・中学校の保護者の方であります。このアンケート結果をもとに、旧町単位で行動計画を作成してあります。このことを八頭町の行動計画と中身を合体させまして、策定していきたいと思っております。  主な支援策としては、ファミリーサポート、特別医療助成、保育料の軽減、児童手当、延長保育、一時保育、また、子育て支援、放課後児童クラブ、いろいろございます。一貫性をもってやっていくということだろうと思います。  それから、課題であります土曜日の午後の全日保育、これも検討させていただいて、アンケートもとらせていただいております。ところによっては、5割ぐらいのニーズがあるようでございますし、考えていきたいというふうに思います。  それから、ドメスティック・バイオレンスと子供の虐待の現状把握と被害防止の取り組みでございますが、法律が施行されましてから5年目を迎えております。もう少し対応が早かったらということがないようにしなければならないというふうに思っております。  我が八頭町では現在、保育所・小学校で各1件の経過措置事例があります。相談所の職員さんを交えまして検討会をしておりますけれども、防止法ができまして、町村に窓口を持ちなさいということでございます。現在、八頭町の児童虐待防止ネットワーク設置要綱を策定中でございまして、町内の保健・福祉・医療・教育等の関係機関で構成いたしまして、早期発見して、児童や家庭への援助をしたい、そういうふうに考えているところでございます。  以上でありますけれども、それぞれの分野の中でそれぞれあるわけでございます。小倉議員におかれましても、またそういう面でご提言をいただいたり、またこういう面はどうだろうかなということもお願いしたいというふうに思います。  よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長の答弁を求めます。 ○教育長(西山淳夫君) 5番、小倉議員のご質問についてお答えを申し上げます。  はじめに、どういう子供を育てるかについてでありますけれども、先ほどの教育方針でも触れましたとおり、土台のしっかりした子供の育成ということであります。昔から言われておりますように、時代が変わってもいわゆる不易なる要素、知育・徳育・体育のバランスのとれた人づくりを大切にしていきたいというふうに考えております。  次に、ゆとり教育についてでありますが、もちろんゆとり教育とは、のんびり・ゆっくり、あるいは適当になどということでは決してないというふうに思っております。先ほどから申し上げておりますように、よき社会人になるために必要な基礎・基本を一人一人の子供たちにきちんと定着させる。その目的を達成するために、詰め込み教育ではなく、教育活動を精選し、創意工夫を重ねながら行う教育全体のことをゆとり教育だというふうに、私は理解しております。  以上です。 ◎追及質問 ○議 長(松田秋夫君) 追求質問を許します。  質問はございませんか。  5番、小倉君。 ○5番(小倉一博君) 町長のご答弁の中で、地域の活性化と。私自体が随分奥の方に住んでおりますので、自分が住んでいるところの活性化というのは、大変重要な課題だと私自身思っているわけですが、私がここで言いました地域というのは、もちろん自分が住んでいる地域のことだけではなくて、中央部、いわゆる郡家も船岡も八東も町の方も含めての地域のことでございますが、地域の活性化というのを私は選挙の公約にもいたしましたので、このことについては、引き続きお尋ねをしていきたいと思っております。  町長の答弁でありましたが、社会活動団体について、特にこの中でも公民館について私は、旧船岡町では公民館は校区ごとにございまして、かなり活動していたんだと私は思っているわけですが、合併いたしまして八東校区は中央公民館が1つですね。それから、郡家校区は校区ごとに公民館があるわけですけども、非常に大きな公民館という形で、旧3町のバランスがとりにくい状態にあるのではないかなとは思いますが、このことについて、小さい公民館だからという思いはもちろん持っておられんとは思いますが、その辺の今後の取り組みですね、それについて一言お聞きしておきたいと思います。  それと、男女共同参画の子育て支援策について。教育関係のことになるわけですけども、幼児保育について、特にゼロ歳未満児というんですか、ゼロ歳児の保育体制ですね。需要が予測しにくい面というのがあるようにお聞きしましたものですから、特に母親が仕事を始めたいから預けたいとか、病気になったから一時的に預けたいとか、そういう需要がかなり変動する状態があるようにお聞きしましたので、それに対する対応ですね。予算処置としてなかなか難しい面があると私もわかるわけですが、その辺の待機処置というか予算処置をどのようにお考えか、そのことにお答えいただきたいと思います。  とりあえずそれをご質問させてください。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 地域の活性化なんですが、これは従来からある地域、新興住宅地いろいろあるわけですが、例えば新興住宅地におきましても集会所は初めからないわけです。旧郡家地域でもコミュニティ活動の中で、本当は皆さん方が隣の人も知られない、そういう状況の中でコミュニティ活動を通じて、それの建築に皆さんがかかわっていく、そういうプロセスの中で今やっておられます。1つのモデルケースもできまして、そういうところをまた模範にしてやっていかける行政区もあります。  そういうことで全体を考えておりますし、特には何と言いましてもその行政区内の連絡的なもの、本当に隣の人と一杯やれる、そういう雰囲気を早くつくらないといけないなというふうに思っております。  旧来からある地域の活性化につきましては、人口減少、高齢者の方ということで、なかなかなんじゃないかと思いますけれども、集落営農を例えば初めとする1つの共同目的の中で、共通意識の中で連帯感が生まれるというふうに考えておりますので、そのあたりの取り組みも今後さらなる取り組みとしていきたいなというふうに思っておりますし、そういう公民館につきましても、地域の拠点としての公民館をつくっていきたい、そういうふうに思っております。  また、公民館活動につきましては、郡家は2つ、東西館、船岡は旧校区で4つ、それから八東が今は1つですか。このたび丹比地区の方に1つ図書室を兼ねた公民館的なものの改良。また、安部地区には安部の就業センター、合併協議会で議論した場所ですが、これを用途変更して、公民館として使えないかというふうな、今模索しているところでございます。そういう拠点づくりをして、連携をとっていけるような、八頭町として拠点をつくっていきたいというふうに考えております。  また、保育所の予算面につきましては、一時保育、ある程度の利用料も払ってもらったりするわけですが、費用が要ります。国の方の補助制度で指定しています保育所もあるわけです。そういうところを活用していただいて、皆さんの便宜と言ったらおかしいんですが、ご要望に応えていきたいというふうには考えております。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 5番、小倉君。 ○5番(小倉一博君) ちょっとはっきりしないんですけど、保育所の私が聞きたかったのは、予算処置として、例えば余ったらいけんというあれじゃないと思いますので、例えば未満児が何名か増えると、保育士さんとその他の予算でかなりのお金が必要なんだそうですけども、それの待機させるというのは、非常に酷ではないかという思いがありますので、特に今のように男女共同参画の中で子育て支援ということは大々的に言っておりますし、そういう意味でも待機児童がないような予算処置を考えていかけるおつもりはないでしょうかということですね。  それから別の質問ですけども、男女共同参画について、アドバイザー制度というのをスタートされたと思うんですけど、それの今の状態はどういう状態になっているかというのと、どういう役回りを期待されているのでしょうかということですね。それをお尋ねしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 済みませんでした。  保育所の待機児童というのは、ちょっと確認しておりませんが、私はいらっしゃらないようにとは思っております。定員をオーバーしましたらなかなかなんですが、今定員オーバーしているのは、郡家の保育所と郡家地域のたから保育所、これは1割ぐらいですか。何か1割ぐらいまでは認められるということでございまして、後は定員内ですので、保育士の確保というのがあるんですが、それを口実には断れないというふうには考えております。  それから、男女共同参画のアドバイザーの募集なんですが、これも会議を開いていただきまして、いろいろ議論があったところです。並んで行っているんだから、特にアドバイザーは要らないんではないかというのがあったんですけれども、アドバイザーを養成するという意味での、あと公募もしておりまして、研修等にも出かけていっていただいて、より深めていただく。またそれを皆さんに指導していかれる、そういうことを今考えているところでございます。 ○5番(小倉一博君) ありがとうございました。  終わります。 ○議 長(松田秋夫君) これにて5番議員、小倉一博君の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時休憩いたします。  10分間でございます。再開いたしますが、10分間休憩いたします。                (14時13分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 会議を再開いたします。                (14時25分) ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 17番議員、前土居一泰君の質問を許しますので、登壇願います。 ○17番(前土居一泰君) 17番議員の前土居一泰でございます。  議長から発言の許しをいただきましたので、さきに通告しております事項について、平木八頭町長にお尋ねをいたします。  まずもって、さきの八頭町発足に伴う町長選挙において、平木誠さんは見事大量得票でご当選され、八頭町初代の平木町長が誕生されたこと、心よりお慶び申し上げます。  しかし、町民の願いが多様化する中、逆に財政状況は日に月にと思われるほど悪化しており、町長の手腕、リーダーシップが八頭町のまちづくりの大きなポイントになると考えているところでもございます。  不肖、私も議員の一人として、町長の提案に対しては、是は是、非は非とするものの、自らの不安の提起も含め、八頭町の発展につながる事項には、どなたの提案でも全力で参加してまいりたい、そのように決意いたしているところでございます。  さて、既に各議員の方が質問をされましたので、私は項目を絞っての質問といたしたいと思います。  平木町長は、さきの町長選挙で、当然後援会の活動を含めてでございますが、町民の皆様へたくさんの約束をされております。この選挙公約については、昨今の日本における現状を思い起こしてみますと、当選をするがためにその場しのぎの公約を発表し、当選すれば各種の項目がごみ箱へという事例もたくさんあるように感じているところでございます。  私は、平木誠氏はそのような人ではないと確信し、新町長へと支持をした一人でございますが、改めて公約された次の事項につきまして、実施に向けての計画なり取り組みの予定をお尋ねをいたします。なお、これらの項目は、私が非常に重要であると判断している事項でもございます。  まず第1点は、融和ということでございます。選挙広報の中で融和・協調・協働の3点がキーワードであると述べられておられます。町長のお考えの融和とは、どのようなことを想定しておられるのか。どんな方策をお持ちなのか、まずお尋ねをいたします。  2点目は、集落単位での座談会の開催の件でございます。町長は、町民の皆様との対話を選挙広報の中では、大きな字で表明をされております。この対話の中心が部落単位の座談会と思いますが、八頭町による条例によりますと、行政区は128人の区長となっております。本当に各集落単位でやるとすれば、大変な回数でございます。この座談会は、早目にやってこそ値打ちがあるものだと考えております。いつごろまでを目途に、どのような方法でされようとしているのかお尋ねをいたします。  3点目は、さきの議員の質問の課題にもありましたが、あえて質問をいたします。保育時間の延長と土曜日の午後の保育の実施についてでございます。最近発表された厚生労働省の人口動態統計の出生率を見るまでもなく、八頭町の合併に当たっても、子育ての環境づくりとして、保育料は国が出している目安の60%でいこうとなっております。この保育時間の延長と土曜日午後の保育未実施についての計画をお尋ねいたします。  最後に、情報公開の問題でございます。選挙広報の中でも情報公開を進めることが大切と、大きな字で書かれております。町長も、これからの行政は積極的に情報を公開することが大切と判断され、自らの手で町長交際費の公開、これを約束されたのだと考えております。  そこで、町長はこの次に積極的に公開をすべき事項は、どのようなものを想定されておられるかをお尋ねいたしますし、また、町民はどのような項目について積極的に公開を求めているとお考えかをお尋ねいたします。  以上で私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 17番、前土居議員の一般質問に対しましてお答えいたします。  1点目の融和・協調・協働、このキーワードの考え方でございます。議員さん方それぞれ、この問題につきまして質問をなされました。3町合併いたしまして、合併の方式は対等合併であります。人口の大きなところ、また小さいところ、2倍から4倍以上ということになっております。新しい八頭町のやり方のルール、また、物事を決定する場合、どうしても旧町のルールを主張しがちになるというふうに思っております。そういう中で議論をいたして、納得して次に進まないと、旧町意識の対立しか残らないと。いつまでも八頭町民の心が1つにならないというふうに思っております。  ですから、物事の決定に当たりましては、十分な議論が要りますし、それには所信表明にも申し上げましたように、垣根を越えて、違いを越えて、八頭町のあるべき姿を議会、また、町民の皆さんと一緒に考えてまちづくりを進めていくことが大切だろうというふうに思っております。  そういう中で本当の進め方はどうなのかということがあるんですが、これにつきましては、本当に広い意味での進め方。先ほど来の議員さんの中の質問にありましたように、一定したルールつくっていかないと横ぶれするというふうなことでございます。これも考えていきたいというふうに思います。  また、2点目の町民との対話につきましては、私の考え方を知っていただくということもありますし、また、集落の悩み等々もお聞かせ願いたい。ものによりましても、すぐに取り組める問題もありますし、できないこともあろうかと思います。しかしながら、地域の悩み、集落の悩みというのはお聞きしたいと思っております。  また、旧の3地域におれましてもそれぞれの町長が出向かれまして、地区単位、集落単位で話し合いをされていると思います。旧の郡家町でも6校区に分かれて毎年対話集会がありました。また、このたび集落という表現をさせていただきましたのは、細かくまずもって回らせていただきたい。それには、先ほど来ありましたように、町からの考え方・提言、これに対しまして皆さんどう思われるかなというふうな感じなんですが、いろんな問題がございます。学校再編の問題もありました。給食センターの問題もあります。役場の庁舎の問題、システムの問題、それから文化ホールの問題もございます。保育所の問題、集落営農、それから荒廃農地の防止の中間保有、果樹等も含めましたところの利用権設定の問題、いろんな問題があるわけです。そういうことをお話もしたいというふうに思っておりますし、まずもって地域の皆さんからの不安な点なりご心配な点、また、いろんな悩みもお聞かせ願いたいというふうに思っております。  3点目の保育時間の延長の件でございますが、今現在では八頭町内13の保育所であります。大江のへき地保育所は別にしまして、午前7時から6時まで、基本的に開所しております。大江の場合は、8時から午後4時45分でございます。その中で郡家・たから・船岡・安部保育所につきましては、開所時間を7時までとしまして、延長保育を実施しております。既に実施しております。入所児童が615名の方の中から、利用者は21名であります。今後、実施をしていない保育所で保護者の方々からニーズがあれば、すべての保育所というわけにはならないかとは思いますが、拠点となる施設を18年度からでも増やしたい気持ちであります。  また、土曜日の午後の保育でございますが、平成15年度に実施をしました。これは、次世代育成支援行動計画策定に伴うアンケートが基本でありました。土曜日の午後を希望する方は48.7%、全体のほぼ半数。日曜日は9.6%で全体の1割。地域ごとで見てみますと、船岡地域が53.8、郡家地域が50.3、八東地域が40.6というふうなパーセントの結果でありました。  八頭町におきまして現在、実施方法について検討中でありますが、すべての保育所を対象にするというふうなことは難しいとは思いますけれども、今現在延長保育をしております郡家・たから・船岡・安部で実施する方法。また、延長保育をしていない保育所のうちから、各地域単位で拠点をつくってやる方法。いずれにいたしましても、職員の配置要件等ございます。18年度からの実施に向けまして、来年度の募集から対応したいというふうに考えております。
     また、情報公開の関係につきましては、町長の交際費の公開ということを公約にしてまいりました。今回の予算は、町長交際費90万円と思っております。ホームページ、それから四半期ごとに広報紙に出したらなという、今考え方を持って、内部では検討しているところでございます。  また、これ以外に自らの手で今後公開されることは、また町民の方はどういうことを公開を望んでいるか。本当は、町民がこういう公開を望んでいるというのを教えてもらいたかったんですが、そういう中で私が今思っておりますのは、職員の給与の公表。これは、旧各町でそれぞれ給与の公表はしてありました。けれども、集中改革プランの中でも17年度中に公表する内容があります。もう少しきめ細かいことを公表していったらというふうに、1つは考えておりますし、もう1点は、入札の結果の状況であります。今でも役場に来ていただいたら公表になっております。閲覧できます。こういうことを皆さんが知られたいのかなという感じがしておりますが、まだまだあろうかと思いますが、教えていただきたいなというふうに思いますし、本当に皆さん方に情報公開をして。初めにも申し上げましたが、公開条例がありますから、すべて公開できますが、わざわざ役場に来てということではなくして、自ら公表していく。そういう思いでありますので、いろんな意見があろうかと思いますが、ご指導も含めまして、よろしくお願いしたいと思います。  以上であります。 ◎追求質問 ○議 長(松田秋夫君) 追求質問を許します。  質問はございませんか。  17番、前土居君。 ○17番(前土居一泰君) そうしますと、先ほどの質問に対してですけど、まずは1点の融和という問題についてでございます。  私は、どちらにしましても、町長は選挙の公約でしておられるんですから、もう既にずっと前から計画をしておられて、具体的な内容が出るものだと、こういうふうに期待をしておったんですけど、その分では非常に残念でありますが、この融和という問題について最初の議員等の質問に、いわゆる垣根を越えるようにするのが融和であると、こういうふうなお話でございました。私は垣根というのは、それぞれの住民の感情的な問題だろうと思います。  そこで、この感情的な問題等を解消する、これは1つの事例、いわゆる、これがすべてというわけではございません。何百からのうちの1つということで提起をしたいと思うんですけど、この間八頭町報の6月号に葬式の件が出ました。福沢諭吉は、天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらずと言いましたけど、香典が1万円の人とか5,000円の人とか、こういうことが決めてあるわけです。さらに、隣の森山さんの家には葬式に来たけど、前土居の家は行かんと、こういうことをやるということで、融和になるんかどうか。私は、それを強く思うんです。少なくとも八頭町内では、多分200人強ぐらいの方が年間お亡くなりになると思うんですけど、町長は全部は行けないかもわかりませんですが、基本的には行くと。かわりに、行けない場合については、例えば収入役は町内いっぱい走らせ回るということで、設置のときの反対意見等の答弁もあったです。これは課長さんでもいいです。香典は、1万円とか5,000円でなくても3,000円でもいいです。そういうような、いわゆる日本人というのは理屈ではなしに、感情で動く動物です。私が逆の立場になって、隣の森山さんのときに葬式に来て、うちに町長は来なんだと。ああ、あの野郎と思うのは当然でしょう。そういうようなことをあれしながら、融和だ融和だということは、言っておられることとしようとしておられることが全く違うんじゃないかと。この点についてどうお考えかということを、1つの事例として私はお尋ねしたいと思います。  次に、2点目の集落座談会の問題です。  私のお尋ねしておるのは、いつごろまでを目途に、どのような方法でしようとしておられるか。総合計画の中に住民の意見等を聞くために、集落単位の座談会をやると言っとって、3年目や4年目になって意味があるんですか。  それと私は、町長あなたはあれでしょう。選挙広報の中で言われたということは、既に選挙広報を書かれた時点で、自分が町長になったらどうしようかということを計画されているんじゃないですか。しかも、合併協議会の幹事長ということで、いわゆる旧3町の実態はよく御存じだと思うんです。よそからぽんと来て町長になられた方だったら、それはそう言いよったけど現実と違っておるなということで、考え直しされても、これはいいと思うんですけど、その辺はどうなのかということを私は特に言いたいと思っております。その辺についてもう一度答弁をお願いしたいと思います。  それから、3点目の土曜日延長の問題についても、希望が40何%あるといいですし、例えば郡家東小学校区の例で、児童クラブの実施について、以前の調査では割合希望がなかったけど、ふたをあけてみたら割合人が集まったという事例等もございます。だとするならば、これは金の伴う問題でもありますので、せめて17年度のいつかの時点で補正予算等を組んで、試行、試みの実施をされるようなお考えはないかどうかということを重ねてお尋ねをいたします。  最後の4点目について、特に私は入札結果について、発表すべきであるというふうに思っておりますが、非常にいいことですけど、じゃあこれについて第1回目はいつごろに、どのような方法でしようとしておられるかについてお尋ねをして、追求質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 済みませんでした、答弁漏れがありました。  集落座談会の時期でございますけれども、議会が済みまして、また区長さん方と連絡を取り合う中で進めてまいりたいと思います。早い時期にしたいと思いますが、公約の中では時間がかかりましてもということでございまして、回らせてもらいたいというふうに考えております。  それから、先ほどの町報に出ました基準のことなんですが、香典をさせていただく。これにつきましても合併協で議論をしてありまして、郡家地域では条例に載っておられる方、また、どうしても民生委員さんとかしておられて出られるという場合で、すべてではありませんでしたし、各ほかの八東地域と船岡地域では、それぞれ代理も含められて、すべての葬儀には参列されておられたというふうにお聞きしております。そういう中で、合併協議会の中での話で、なかなか町長も大変だろうと。私がいないときです。だろうということで、基本的には出ない、弔電だけにしようということになって、その中で基本的に条例で先ほどありました、定められた方が公の方ですということで、後は私的に行かれるのみだと。例えば、もし仮に私が行っても、町長という立場じゃないと。靖国神社の参拝ではないんですが、そういうことだろうというふうに思っております。  また、そのことで本当に私が言っている融和ということになるのかならないのかということなんでございますけれども、私はこれは今の時点といいますか、融和の精神というのはそういうことではないというふうに考えております。  それと、保育所の土曜日の関係ですが、試行する気はないかということでございまして、私も就任しましてからいろいろ検討しましたが、時間的に難しくて、今、じゃあ秋にというわけにはちょっとまいらないようでございまして、もう少し時間をいただきたいというふうに思います。  それから、先ほど申し上げました、私が入札結果の公表ということを申し上げましたが、同調していただきましたけれども、これにつきましても早い時期に、年内ですね。広報の関係もありますし、今現在では入札、そんなに多くしておりませんからできますけれども、早い時期の広報で何らかの形でやっていきたいなというふうに考えております。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 質問はございませんか。  17番、前土居君。 ○17番(前土居一泰君) 第1点目の点についてですけど、例えば町長の報酬については、合併協議会の合意でも改正をされました。それはそれで評価できると思いますけど、例えば町報の6月号に出しました、葬式に差別をするという、これは再考されるお考えはないかということを改めて私はお尋ねをいたします。  次に、集落座談会についても、議会が済んだらやろうやろうと、実際はやろうやろうと言って簡単にやったというためしはないと思いますので、私は、いつごろまでに、どれくらいやられるかという目安だけをこの場で示していただきたい。  それから、さっき言いました4点目の入札結果についても、一応は、それはいろんな条件等があろうかと思うんですけど、町長としてはいつごろまでにということを考えているということを、私はお尋ねしたいと思うんです。といいますのは、最初のを繰り返すようですけど、自分が選挙で公約されたんですから、自分なりの考えを持ってしておられるとすれば、ある程度のものは答えられると、私はそう思っているんです。  ただ、それは人間ですから、そう言っておったけど情勢が変わったので難しいということなら、それはそれでそういうように言っていただいたら、私も構いません、お互い人間ですから、100点とれんですけど。そのことを言って質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 香典のことにつきましては、これは変えれないというふうに思っております。  それから、座談会につきましては、今後精力的に出かけていきます。  それから、入札結果の発表につきましては、話をする部分がございますので、まだ職員とも話をしておりません。そういう中で早い時期に公表に向けていきたい。八頭町広報で公表したいというふうに思っております。  それから、試行の問題につきましては、再度、内部的に本当にどうなのかやってみますけれども、私が就任しましてから、今のアンケート結果は私が知っていて言ったんじゃなくして、就任してきてあの数字がわかりましたのであれなんですが、そういう経過もありますので、できれば試行したいなと思うんですが、内部的にも再検討します。 ○議 長(松田秋夫君) これにて、17番議員、前土居一泰君の一般質問を終わります。  次に、9番議員、河村久雄君の質問を許しますので、登壇願います。 ○9番(河村久雄君) 9番議員の河村でございます。  議長からただいまお許しをいただきましたので、既に通告をいたしております4件につきまして、町長へお尋ねいたします。  質問に先立ちまして、昨年は秋からの大変な豪雨と長雨、そういうことで、農家にとりましても大きな被害が出ましたが、また、本年はご承知のようにこうして梅雨時期に入りましても雨のない。ものによっては、雨がなくてよいものも農業にはあるようでございますが、大変な、多くても少なくても困る、このようなことでございますが、農業を中心とする八頭町にとりましては、本年が豊作であることを念じまして、既に通告いたしております質問に入りたいと思いますが、既に同僚議員の方から多くの質問の中で重複する問題があるというふうに思っておりますが、その辺はお許しをいただきまして、質問をさせていただきたい。  はじめに、少子化対策につきましてお尋ねをいたします。  人口減少のもとで、子供は社会の宝、また、国の宝でもあると同時に、本当に八頭町の宝でもございます。出生率では、諸外国は1.9以上、日本の合計特殊出生率は1.288と発表されました。少子化が進む一方で、65歳以上が全国では19.5%でありますが、本町の場合は平成12年で25.1%と、少子・高齢化社会がますます進んでおるというふうに思われます。  日本の平成18年の人口は、1億2,700万人、これを頂点にいたしまして人口が減少しはじめ、今世紀末には6,400万人。日本の人口は、半減するとの見通しが新聞報道されました。この状態で進みますと、八頭町の人口は減少いたし、今後の大きな問題として、保育所、小・中学校の再編等も視野に入れた見直し、また、財政の検討をする必要があろうというふうに思います。町長の所信もお伺いいたしたいと思いますが、先ほどの答弁の中で教育長、学校の再編も視野に入れるというようなことが答弁の中で話し合われました。具体的な問題は、なかなか出てこないというふうに思いますが、本当にそういうことが財政を含めた中で必要な時代が直面する、このように考えております。  また、出生率を高めるための対策として、子供が生まれたら育てやすい環境をつくり、支援をしていくこと。合併協議会においても、先ほどの質問もございましたが、重点施策の1つとして取り組まれておる問題がございます。  その中で町長は、公約の中で5項目につき公約をされておりまして、それらにつきまして具体的にお聞きいたしたいと思いますが、既に同僚議員の中で答弁をされた内容もあるようでございますから、それらについては省略されてというふうに思っております。  1つには、子育て支援行動計画を策定し、子育ての環境の充実を図る。  2つ目には、保育料の40%軽減とあるが、これにつきましては先ほど申し上げましたように、八頭町は合併の大きな目玉として、国の基準の約60%というふうに定めておりまして、さらに40%軽減するということになると、約3分の1強ということに、国の基準から僕は保育料がなろうかというふうに思いますが、その点についてもお尋ねをいたしたい。  それから、ファミリーサポートセンターの利用を全町に広げる。  4つ目には、放課後児童クラブを全町に広げるとともに、拠点施設の整備をいたしますとありますが、拠点施設はどこをお考か。この前の施政方針の中で、2カ所ということもお聞きいたしておりますので、その辺をお聞かせいただきたい。  それから、先ほどの質問にもあったようでございますが、保育時間、7時から19時、延長と土曜午後の保育実施をいたします。  以上の町長が公約をされております子育て支援の5項目について、具体的にお答えをいただきたい。  それから、少子化の原因の中に、ちょっと言葉が乱暴かもしれませんが、結婚のできない男性ということも言われておりますが、なかなか難しい問題でございますが、結婚するような対策とか、そういったものはお考えなのかについてもお聞かせをいただきたいというふうに思っております。  それから、出生率でございますが、八頭町の場合、鳥取県から見ますと、人口1,000人当たり郡家地域、これは鳥取県の8番目で8.76、船岡地域は33番目、5.44、八東が24番目の6.76。全国では、一番高いのが沖縄県12.15。それから、鳥取県の一番高いのは米子市、10.69。一番低いところは、全国的に見ましても、秋田県の6.93。鳥取県では、旧佐治村の3.72というふうな数字もあるようでございます。  次に、将来の人口とその対策についてお尋ねをいたします。  平成12年八頭町の総人口2万245人が、今から10年先の27年には1万8,388人と見通されているが、人口減少社会のもとでは、見通し以上に減少していくものと思われます。平成7年と平成12年の人口に占める65歳以上は、この5年間で3.3%増加しております。これに歯どめをかける具体的な対策は、私は住宅政策しか考えられないというふうに思いますが、町長のお考えと取り組みについてお伺いをいたします。  次に、地球温暖化対策に対する本町の取り組みと考え方についてお尋ねいたします。  この問題を質問する自分が、スーツを着て、ネクタイをしてというのもちょっと困ったことでございますが、まず本会議初めてということでお許しをいただきたいというふうに思います。  地球温暖化対策の推進に関する法律のもとで、温室効果ガスの排出抑制等のための措置として、旧郡家町では、これも施政方針にございましたが、環境に配慮した活動を管理するための環境マネジメント・システムのISO14001を取得し、取り組んでまいりました。認証取得のための審査、これは全職員がISO14001の要求事項、環境方針・目的・目標、これが定められた手順に適合しているか。審査の対象となることを認識しているかが、職員に対する周知徹底がされているか、このことが職員に対して徹底されているのかどうなのかお伺いをいたしたい。  それから次に、また古くは昭和26年ごろに大平首相が提唱された、いわゆる半そでの上着・ノーネクタイ。また、今年6月から環境省が仕掛け人となり、ノーネクタイ・ノー上着、夏の軽装クール・ビズと名づけ、地球温暖化防止国民運動の一環として、広く呼びかけられており、総理もいろんなところでそういうアピールなり宣伝をされているというふうに思っております。庁舎内の夏場、それからまた冬場、冬場になりますと、1枚多く着るということになりましょうか、温度管理はどういうふうに設定されているのか、町長にお尋ねをいたしたいと思います。  議会におきましても、本会議・委員会等については、ノーネクタイ、半そでということで申し合わせていたしておるところでございます。申し添えておきます。  それから、次に報酬・給与の見直しについてお伺いをいたします。  特別職の報酬は減額の方向で、既に議会に提案されたところでございます。先ほどから町長の方も、ラスパイレス指数のこともおっしゃっておりますが、平成16年のラスパイレス指数は、郡家では94.6、船岡では97.9、八東では94.2と、いずれも100%以下でございますし、鳥取県は95.7というふうにお聞きいたしております。公債比率、また、経常収支比率ともによくないというふうに思っております。地方交付税の削減、地方税の減少等、新町の財政も決してよくはないと思います。このような状況にあって、県下の各市町村においても職員の給与・諸手当等の見直しが行われております。  既にご高承のとおり、鳥取市においても、給与は3%から5%、平均で4.2%の削減と、また、管理職手当の一律20%カット、振替休日にあわせた時間外勤務手当の削減等、一般会計の財源不足を補うことでございます。大幅な管理職手当の削減については、管理職の方々も率先して行財政改革に取り組む姿勢を示しているというふうにもお聞きいたしております。本町としての取り組みと考え方について。また、合併協議会で示されました財政計画では、歳入で自主財源である地方税は約13%、地方交付税は48%強と、国に対する依存は高く、今後も財政が危惧されます。施政方針で財政改革大綱を制定し、スリムな行財政運営ということがございます。今後の財政状況について、町長にお伺いいたします。  職員の給与については、今後考えていきたいということを、既にお話をお聞きいたしているところでございますが、例えば、職員給与を5%削減したとすれば、年間削減効果額は幾らになるでしょうか。これもお聞きいたしたいというふうに思っております。  以上で私の一般質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 9番、河村議員の一般質問に対しまして、お答えいたします。  はじめに、人口問題でございますけれども、確かに少子化の傾向、これはもう全国的な傾向でございまして、どうしてかなという感じがせんでもないんですが、そういう中になりますと、本当に日本の国がどうなっていくのかという大きな心配も1つございます。人口の減少に歯どめをかけるには、何らかアクションを起こしていかないとだめだろうというふうに考えるわけでございますが、そういう中で出生率は低い。本当に、自然減があります中で、他町村の方からまた八頭町においでいただく、そういうことも含めまして住宅政策。また、政策の中には民間活力を導入したような形での造成、また自らの造成、いろいろあろうかと思いますけれども、旧八東地域では、新宿団地もほぼ売れましたし、郡家地域の稲荷団地でもあとわずかでございますが、売れております。そういう中で、皆さんのニーズもありますし、先般も住宅政策に何らかの手を打たないと、人口流出はおさまらないだろうというふうなお話も聞かせていただきました。こういう問題につきまして、早急に取り組んでいくべく、総合計画の中でも考えていきたいというふうに考えております。  また、そういう中で人口減によって保育所・小学校・中学校の再編。合併協議会では議論はなされませんでしたけれども、こういうことにつきましても今後、課題として議会、また、町民の皆さんのご意見も聞かせていただきたいというふうに今時点では考えております。  そういう中で結婚対策の問題が1つございました。各地域でそれぞれの対策はしておられると思いますけれども、八頭郡としてみのりの会というのを社会福祉協議会の方でお世話になったということがありますが、なかなか成果が上がらなかったということで、数年前に解散になっているようでございます。また、昨年は東部地域の農業担い手結婚対策協議会ということで、交流事業、これは他県からの交流事業だったんですが、八東の方の観光園にも来ておられますし、郡家地域の田中農場にも、そういう作業をする中での参加があったようです。22名の方が参加しておられますが、これが実ったか実らないかはお聞きしておりませんが、何らかの手は打たなければならないけれども、なかなか現実にカップルができないという問題があろうと思います。  行政が本当にそういうところまで結婚相談をしてやっていって、個人のプライバシーの問題も含めてできるのかできないのか。本当に大変だろうと思います。個人の方が媒酌人でされるというのとは少しわけが違うんじゃないかなというふうに思っておりますけども、皆さんの方でお知恵がありましたら、拝借させていただきたいというふうに思います。  次に、子育て支援の行動計画。いろいろ話をさせていただきましたが、一貫性を持った支援体制をしていきたいというふうに思っております。その中で行動計画を図りやっていくわけですが、保育料の40%減額というのは、私が申し上げましたのは、国の基準の40%。合併協議会で6割になっていますから、それからまた40%減額するということでありませんで、国の基準の額から4割減額するということでございます。  それと、ファミリーサポートセンター、これは八東地域、また船岡地域でやっておられまして、子育ての手伝いをしてほしい、手伝いをしたい、そういう気持ちを持った方々が会員となりまして、相互援助を行う中で、仕事と子育てを両立するような応援をしておられます。今後におきましても、郡家地域はありませんでしたけれども、八頭町としてファミリーサポートの輪を広げていきたい。八東地域では、平成12年から八東の児童館内で、また、船岡地域では平成13年から役場庁舎に事務局を置いて実施しておられます。  特に、八東地域では、250件ぐらいの利用される方がございまして、内容的には保護者の病気、緊急の用事ができたとか、それから保育所の登園というふうなことがございまして、特に八東地域では活用しておられるようです。ここに拠点を置いて、支援をされる会員があり、その拠点施設の中でいろいろと皆さんの要望と、また支援される方との結びつきをやっていくということでございます。  それで、今現在、町内の各保育所、また、小学校にパンフレット等を配布して活動を展開しておりますが、今現在の3人のアドバイザー、支援会員と依頼会員の調整役ということでございますが、あと2人募集、郡家・船岡で募集させていただいて、5人体制にというふうに思っておりますが、郡家地域では昨年はなかったものですから、周知まで時間がかかるかなと思えております。  また、放課後児童クラブでございますが、小学校の1年生から3年生の方を、保護者が家に帰られてもおられないという方を指導・育成するものであります。今現在では、郡家東小学校にひまわり児童クラブ、郡家西小学校にわんぱく児童クラブ、船岡隼小学校で船岡児童クラブ、安部・八東・丹比小学校で八東学童クラブ。これは、それぞれ安部・八東・丹比の八東学童クラブは、16年4月から、山村開発センターでしておられます。それから、船岡は、船岡キッズハウスというところで、公民館の隣、図書館の隣にあります、そこであります。それと、郡家東小学校は、東地区の公民館、西小は家庭科室、学校の中でやっておりましたもので、昨年来から国の補助を受けたいということでございましたけれども、できませんでした。今年、内示が2カ所来まして、これについて建築をいたしたいというふうに考えております。  また、地球温暖化対策につきましては、地球温暖化対策防止法ということで、それぞれの国を挙げて取り組んでおるところでございますが、郡家町の平成13年度、ISO14001を取りまして、これによってずっと来ておりましたが、この方法で全職場に広げていきたいというふうに思っております。難しい問題もいろいろあるんですが、PDCAプランがあって、実行して、チェックして、またアクションを起こすということでございまして、これの回転でございます。これは、すべての仕事にも当てはまります。そういう意味でのISOだというふうに思っております。ただ単に電気の節減、ペーパーの節減だけではなくして、次のステップは、そういうもの以外のものでも適用して考えていくということでございます。  それから、庁舎内の目標設定温度は、夏場で28度、冬場で18度であります。先般も知事さんが、クール・ビズは、町村はやっとんさらんのかと、鳥取での会合でおっしゃいました。いや、やっております。職員は全部ネクタイも外してやっておりますのでという話もしましたけれども、県庁の場合は、30度だそうですね。そういうことをおっしゃっていました。そういうことで、ノー上着・ノーネクタイ、そういうことも推奨しておりますし、クール・ビズにつきましても賛成する一人であります。  また、財政的な面でございますが、本当に合併協で検討された財政計画。ちょうど17年度は約100億円ですから、13%地方交付税を減らすということでございますけれども、本当にこの財政推計の中で比較をしてみますと、本当にそのとおり今来ております。本当に金がないです。これでいくと、もう20年どころでない、基金がなくなる、1億円になります。だから、今最善の努力はしておりますが、基本的には総合計画の中で見直しをさせていただきますが、厳しいことには間違いないということでございます。これは、合併協で財政推計をした時点でもわかっておりました。ということでございまして、この秋ごろにはまた交付税の問題につきましても方向性が出ると思います。そういう中で再度検討をしていきたいというふうに考えております。  また、5%給与を削減した場合の影響額はということでございますが、特別職四役ですが、300万円、年間ですね。職員給与が5%弱、1億2,000万円。これは、給与ばっかりでなくして、共済手当とかそういうものを含めてでございます。時間外の振替休日の話もあります。また、先般もお話をさせていただきました。管理職の皆さんにも管理職手当の2割のカット、また、本俸の3%を今お願いしているところでございまして、職員の皆さんにも今後話をしていきたいというふうに思っております。今、話し合いも何回かさせてもらっております。そういう中で今後の課題もありまして、明快な答弁ができないところがありますけれども、お許し願いたいというふうに思います。  以上でございます。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時休憩します。                (15時23分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 会議を再開いたします。                (15時24分) ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 済みませんでした。  人口の減少対策というのは、いろんなことが考えられるんじゃないかなというふうには思うんですけれども、住まれる権利というのもあります。けれども、八頭町に住んでいただきたいということになれば住宅政策。民間活力も導入したいと思いますし、まず、行政としてのもの、そういうことを考えていきたい。これは、また総合計画の中でも一緒になって考えていきたいというふうに思いますが、まずもって住宅政策はやっていきたいというふうに思います。 ◎追求質問 ○議 長(松田秋夫君) 追及質問を許します。
     質問はございませんか。  9番、河村君。 ○9番(河村久雄君) 学校の再編の問題につきましては、教育長の方からはそういったことも今後は視野にという話を聞きましたが、町長の口からその辺のことは、町長として学校、それから特に保育所の問題も含めて、そういったことはお考えはどうなのかということを、改めて町長の口からお聞きをいたしたい。特に、保育所の保育園児の数の問題、それから集中しているところと少ないところ、そういったことも含めてお聞きいたしたいというふうに思いますし、それから、町長、5項目の公約をされた中で、保育料を40%削減、言葉はいろいろ考え方、取り方があるわけですが、合併協では結果的には同じことになっちゃう。この公約から見ると、さらにというふうに私はとれたわけですが、合併協では国の徴収基準のおおむね60%の額。結果的には同じことですか、これ。そういうこと。何か公約で、さらに公約をされるということになると、60%は既にもう町民に公表された中、それより安くするんだな、だれもがこう思うんじゃなかろうかなというふうに思ってお聞きしたところでございますが、わかりました。  それから、ISO14001のことにつきましては、もう既に施政方針の中で全職員挙げてやっておるんだというふうにお聞きをしたところでございますけれど、今の話ではある程度はやっておられるかもしれんけど、まだまだ周知徹底がされてないなというふうにお聞きしたところでございますが、非常に大事な問題だというふうに思っておりますし、ある県の市長さんは、認証を取ったり、また改めてするには金がかかると、本当は国際基準で。ですから、この程度のことなら金を出さずにして自らが取り組めるという話をされた、県外の市長さんもあったように伺っておりますが、これから切れて認証を再取得して進もうとされるんなら、やっぱりお金を払って、基準の中で取り組まれるのか。それとも、もう独自で、そういうことについては当然地球温暖化の問題だと、取り組みをされようとしているのか、その辺をお聞きしたいし、それからもう1つには、先ほど町長の方からおっしゃられました、夏28度、本庁。県30度。やっぱり県も30度なら30度にして、本庁も。そして、みんながぼろを着ててもという言葉がありますが、心は錦。ネクタイをとって、上着をとっても、やっぱり町民に対するサービスもできるわけですから、そういうふうにして、やっぱり2度上げるということは、かなりな僕はいろんな経費の面からも変わってくるじゃなかろうかなというふうに思いますが、その辺についての町長の所感をお伺いをいたしたいというふうに思います。  それから、給与のことですが、今後検討していくということのようでございますが、今後はいつまでなのか。もう既にいろんな市町村でそういう問題は取り組まれて、既に実施されておる。財政上やいろんなことを含めて、やっぱり私は9月の定例議会までには十分話し合いをされて、提案をされたいというふうに思いますし、一般会計予算の中で最後の方のページに、職員給与や、それから諸手当の内訳が出ております。この中で私は、過去に寒冷地手当というのがあった時代に、こうして旧の郡家の中で質問をさせていただいて、寒冷地手当とはそぐわないと、言葉も含めてということを言ってきた経過の中で、今はその寒冷地手当は廃止になっております。  しかし、この中で1億4,100万円勤勉手当。職員の皆さんが勤勉でない人があるだろうか。みんな勤勉に働いておられる。それなのに勤勉手当という語句が、私はなじまない。地方分権の中で、やっぱりこういうものもあうような形。または、先ほど言いましたように、みんなが本当に勤勉に働いておられるんなら、基本給をもう少し勤勉手当の方に振りかえて、総額は変わらないようにすると。いわゆる、退職時の加給という問題が変わってくる。そんなことはできんかもしれませんが、この勤勉手当というものが私はなじまないな。どういう形で支給されているのか。  それから、もう1つには住宅手当。住宅手当もわずかな金額でございますが、475万3,000円ですか。これらについても私は、どうも町民から見てもなじまない内容ではなかろうかなというふうに思っております。その中身についてを、支給される内容について、さらにお尋ねをいたしたいというふうに思います。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 初めの保育所、また小・中学校の学校再編のことでございますが、これには初め冒頭の方に議員さんの質問がございまして申し上げましたけれども、合併協議会では話題にのぼりませんでした。なぜなら、合併そのもの自体の話ができなくなるという事実がございます。そういう中で学校再編、今後の問題として、議会の皆さんも初め、町民の皆さんの意見も聞く中で考えていきたいというふうに思っております。  それからもう1点は、ISOの関係でございますけれども、これにつきましては今準備中でございまして、キックオフが7月。従来からやっております庁舎についてはいいんですが、それ以外の庁舎についてのキックオフは、今7月を目途にやっておりまして、12月の更新の時期の認定審査に持っていきたいというふうに思っております。  またもう1点、自らの問題として自らが考え、自らやっていくという方法もあるんですが、鳥取県も環境大学が近くにあり、環境立県として宣言しておられます。鳥取県もそうです。鳥取市も取られました。すべてのところが取っておられまして、国際認定機関であります、うちの場合は日本環境機構でございますけれども、そういう機関できちっと認定をしていただく、そういうことが必要だろうというふうに思いますし、まずもって電気・ペーパーの節減のみならず、次のステップに入りたいというふうにも考えているところでございます。  温度設定につきましては、庁舎の関係もありましょう。ありますけれども、28度、18度でらやらせていただきたい。  それと、職員の人件費の関係ですが、9月議会でもという話でございますが、話がまとまりましたら提案をさせていただきたいと思いますが、今の段階でははっきりと申し上げられません。  1つには、住宅手当・勤勉手当・寒冷地手当の問題がありましたが、今、人勧制度があって、人院規則があって、そういう中での手当の削減は難しいんじゃないかなというふうに思っております。寒冷地手当につきましても特例がございまして、八東地域の場合と船岡・郡家地域の場合とは違います、支給内容が。そういうこともあるんですけれども、基本的には人勧、経過措置、いろいろございます。そのあたりも考えていきたいと思います。  また、期末・勤勉につきましては、今現在ではだんだん勤勉手当の方にウエイトが来ております。期末手当が少なくなって、全体があるにしても、期末から勤勉の方にシフトされる。ありましたように、勤勉手当、勤務評定ですか、そういう関係で幅があります。だから、勤勉手当はいかがなものかということ以前の問題として、名前の呼び方だとは思いますけれども、そういう意味合いでの手当でもありません。議会の議員の皆さん、私たち四役は勤勉はございません。そういう中でいろんなことがあるんですが、人勧を守らないとなかなか難しいと。  もう1点は、ラスパイレス指数の問題がありまして、この4月のラスパイはまだ出てないんですが、16年の結果から見まして、それぞれ5%カットされたところ、いろいろあろうかと思いますが、そのあたりとも緩和していかないといけないんじゃないかなというふうに思っております。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 9番、河村君。 ○9番(河村久雄君) 2回目で最後になりますが、人勧の問題、それから職員との話の問題ということが、常にそういうことがいろいろ言われてくるわけでございますけれども、やっぱり私は地方分権の中で、それは1つの逃げる口実ではなかろうかな。自らのやっぱり財政、新町八頭町の財政というのもいろんな角度の中で、行政職員だけでなしに、地域の企業の職員、それらを含め、また、近隣市町村の給与等も考えて。先ほど、9月の議会にはどうもできるかできんかわからんというようなご答弁をいただきましたが、やろうとすれば、私はできるじゃなかろうか。職員の方もそれなりに努力はされるだろうというふうに思います。  この点につきまして、鋭意やっぱり努力していただきまして、給与をさかのぼるときには4月にさかのぼってというような人勧は今まで過去にありましたが、例えば12月に削減が決まった場合に、さかのぼって削減ということは、もう削減はないようでございますから、早くやっぱりこれは9月議会にはどうしても決めていくと、決めますというふうにおっしゃっていただきたいと思いますが、その点どうでしょう。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 給与の関係につきましては、今後本当に人事院勧告があるのかないのか、今そういう時期に来ております。集中改革プランの公表、これも1つです。  今後、本当に人勧が地方の実態にあわない勧告をしていく。結局、100人以上の事業所からも抽出するということでございまして、実態にあっていないということは、集中改革プランでも出ております。その中で各市町村が独自でやっていくのか。我々は、人事委員会を持っておりません。今は県に委託しております。その中で国に準じているわけです。県でもありません、市でもありません。いろんな考え方、見方もあるんですが、今、人事院制度、なくなるかもわかりませんが、ある限りはこれを踏襲していく、守らないといけないという立場にあります。  そういう中でラスパイの問題、財政状況の問題、職員と一緒になって話していくというふうには思っておりますが、旧来の3町のそれぞれの給与の制度、話を今しております。カットにつきましては、次の段階になろうと思います。時間が少し要るというのは、そういうことでございまして、話し合いはしておりますけども、今そこまで到達しておりません。時間をいただきたいというふうに思いますし、人勧の遡及制度というのがあるんですが、カットの場合、人勧の場合でも期末・勤勉で吸収するとかありました。この場合は独自ですから、そこまではいきませんが、そういうこともありますし、そのことにも私は思っておりますので、時間をいただきたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) これにて9番議員、河村久雄君の一般質問を終わります。  これで本日の一般質問を終わります。 ◎散  会 ○議 長(松田秋夫君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これにご異議ございませんか。                   (異議なし) ○議 長(松田秋夫君) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。なお、次の本会議は6月21日、午前10時から再開いたします。  どうも御苦労さんでした。                (平成17年6月20日午後3時41分散会) 会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...